内容説明
日本が地震大国であり、明日にも東日本大震災と同等、もしくはそれ以上の巨大災害に襲われる可能性がある。しかしただ待つのではなく、過去のデータを検証し、「いつ起きてもおかしくはない」と心の準備だけはしておきたい。そこで本書では日本各地の過去の地震記録を掘り起こし、危機意識向上のために役立つ地震の情報を提供していく。
目次
第１章 検証・東日本大震災
第２章 東海・東南海・南海地震
第３章 首都圏を襲う大地震
第４章 太平洋岸の大地震
第５章 日本海に並ぶ大地震
第６章 日本列島内の大地震
第７章 群発地震の起こり方
著者等紹介
神沼克伊［カミヌマカツタダ］
１９３７年生まれ。国立極地研究所ならびに総合研究大学院大学名誉教授。東京大学大学院理学研究科修了後に東京大学地震研究所に入所し、地震や火山噴火予知の研究に携わる。１９６６年の第八次南極観測隊に参加。１９７４年より国立極地研究所に移り、南極研究の第一人者として活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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雲雀丘 正雀
1
過去の地震から次の地震を読み解くのだが、未来の地震がどこで起きるかはわからない。興味深いのは2011年の東日本大震災前後にいろいろな場所で誘発地震が起きていた事である。日本は温泉大国、火山大国、そして地震大国であるが、いつどこで起きてもおかしくない地震を過去と照らし合わせどこで起きるか？が憶測的に出てくる事がわかる。予知ではないが科学としてみるのはアリかもしれない。2019/03/09
風見じじい
0
過去の地震を細かく説明している。後半で、図番号を本文で示している部分がいくら探しても見つからない。恐らく編集ミスだと思うが残念です。2014/04/19
zeroset
0
書名から予想される様な内容と異なり、過去の地震の事例紹介が主。一般人が対策として出来ることはほとんど無いことから、地震予測をことさらに喧伝することにはむしろ批判的ですらある。むろん、行政等が有事の際に適切に行動できるよう、備えることは重要であるとのこと。2014/04/03
raimu
0
日本でこれまでにどんな大きな地震があったかを解説している。東日本大震災は想定外の地震だと言われてきたが、過去にも同程度の巨大な地震や津波が起きていたことに驚いた。ある場所で１０年以内に何パーセントの確率で地震が起きる、などといった長期予報がどのように予想されているのかもわかって面白かった。2012/05/03
