サイエンス・アイ新書
脳と心を支配する物質―心を元気にもし病気にもする物質の正体と、それをコントロールするための知恵とは!?

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797361964
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0245

内容説明

わたしたちの心は、脳内をかけめぐる伝達物質の種類と量によって決まる。ということは、そのしくみを理解し、バランスを保つ方法を修得すれば、脳をより活性化し、イキイキとした人生をおくれるはず。そこで本書は、伝達物質が脳と心をつくるしくみから、なぜうつや躁病といった病気の原因となるのか、さらには薬や食べものといった身近な物質がおよぼす影響について、わかりやすく解説していく。

目次

第1章 生きている脳(カフェインは脳を興奮させる;心をつくる3つの要素 ほか)
第2章 脳内物質のアンバランスでおこる病気(伝達物質はどんな格好をしているのか;興奮性シグナルの発生するしくみ ほか)
第3章 心を変える身近な物質(カフェインは世界でもっともよく利用されている合法的な薬;1日に400ミリグラムのカフェイン ほか)
第4章 食べものでも心は変わる(わたしたちの心をつくりだすアミノ酸;アミノ酸からできるアミンとペプチド ほか)

著者等紹介

生田哲[イクタサトシ]
1955年、北海道に生まれる。薬学博士。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティ・オブ・ホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)などの博士研究員を経て、イリノイ工科大学助教授(化学科)に。遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。帰国後は、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yapuppy

3
神経伝達物質の源は食事。おいしいものを食べて、気持ちのいいことをして、楽しく暮らせばよい のだがそういう訳にはいかない。精神科の病気はその反対の人におこるのだろうか?生活の実感として、カフェイン400mgといわずもっと摂っても大丈夫だと思うがこれは個人差なのか耐性なのか?2013/08/12

hana@笑顔満開のわくわく探索人

3
脳や神経伝達物質の話から薬や食べ物の話までわかりやすく書いてある。薬がどう伝達物質に作用するか、食べ物も伝達物質に作用するからバランスよく食べなければ…と思った。自分はカフェイン中毒気味だな…痙攣を起こさないように控え目にしよう…(^^;2012/12/11

くろまによん

2
とっつきやすそうな本の雰囲気から「今風じゃない」文章でちぐはぐな感じ。中身はすごくよかったが、割り付けというかデザインがいまひとつ。もっと工夫できただろう、と思うが、まぁ仕方ないのかな。文章は重みがある感じで、結構年配の著者なのかなと感じさせる。無意味なイラストが多いようにも思う。中身としてはいい本なので、なんか惜しい。2020/11/13

yori

2
★★★★☆ 薬が脳にどうやって効くのか。2012/08/26

naoto

1
サイエンス・アイ新書、やっぱり読みやすい。心(意識)は脳の状態によって左右されると思ってたので、とても勉強になった。具体的にどの食品と摂るといいとかは出てなかったけど、いろいろと参考にしていきたい。たんぱく質がかなりよさそうな感じ。栄養学的なのも面白そうなので、一度本格的なのを読んでみたいな。2022/11/22

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