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サイエンス・アイ新書
外来生物最悪50―なぜ生態系や固有種存続に悪影響が?招かれざる種を徹底分析!

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797355321
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0245

内容説明

日本初、深刻度でポイントを算出した侵略的外来生物ワースト50。人の手を離れて野外に定着している動物が、その地の環境にどれほどの影響を与えているか客観的に判断するため、影響の度合いを点数で示している。

目次

コケムシ
ハリネズミ
マスクラット
セアカゴケグモ
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)
イエウサギ
シマリス
ガビチョウ
ワカケホンセイインコ
ソウシチョウ〔ほか〕

著者等紹介

今泉忠明[イマイズミタダアキ]
1944年東京都生まれ。東京水産大学卒業後、国立科学博物館で哺乳類の分類を学ぶ。文部省の国際生物計画(IBP)調査、日本列島総合調査、環境省のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加。上野動物園動物解説員を経て、日本動物科学研究所の代表となり小形哺乳類の生態・行動などを調査。また川崎市環境影響評価審議会委員を務め、1994年からは日本ネコ科動物研究所所長に着任。1999年6月北海道サロベツ原野にて、世界最小の哺乳類「トウキョウトガリネズミ」を生きたまま捕獲することに世界ではじめて成功する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

33
外来生物とはいえ、連れてきたのは人間。連れてきた責任は人間がとらなければいけない。自分自身、生き物を飼っているため、もし飼いきれなくなったことも考えていきたい。とにかく外に放すことはぜったいにやってはいけない。自戒えおこめて。2014/06/13

たくのみ

12
ワーストでなく、「最悪」なのだ。よけれと思って輸入した、かわいそうと思って野に放った動物たちが、人間に、環境にとんでもない影響を与えている。そのランキングが深い。 話題のセアカゴケグモなんか47位という低さ。さすが「トウキョウトガリネズミ」捕獲の生物学者だけあって視点が違う。 そして1位アライグマはともかく、マングース、ブラックバスを押しのけて堂々のランクインしたのは、2位野良猫、3位野良犬。 野生生物にとっては「最悪外来種」の両関脇だった。2014/05/09

tokkun1002

8
2012年。野生化した犬猫がというのはいつの時代かと驚いた。テレビの伝え方で何が問題なのか全てが変わってしまうよう。2016/07/25

仲本テンカ

8
外来生物最悪No.1が、アニメ名作劇場でお馴染みのア○イ○マだったなんて…。スターリングとラスカルの感動のお別れシーンは、日本で行うと最悪の遺棄シーンへと変貌してしまうのですね。私の地元の場合は、やっぱり、マングースでしょうか。ハブを喰わずに、飛べない鳥のヤンバルクイナを喰い散らかしているそうで、残念です。けれども、そのおおもとは「人の手」ということは、私自身、肝に銘ずる必要があると強く感じました…。ワニガメ……飼ってみたい…。2013/01/29

ふぇるけん

7
人間の勝手で持ち込み、かわいそうだからと無責任に捨てられた動物たちが在来種を駆逐し、自然のバランスを壊していく。どんな最悪な動物が登場するやらと思えば、上位にはイヌ・ネコなどのペットたちが。特にネコは渡り鳥や沖縄ではヤンバルクイナなどを狩ってしまう厄介な存在。そしてそんな無責任の尻拭いで動物たちを駆除しなければならない方たちは、いくらやらねばならぬとは言え心中も複雑であろう。一番の最悪はこんな事態を引き起こしている人間自身だと思う。2014/11/20

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