内容説明
マフィアの金100万ドル横領を疑われ、監禁されてしまった探偵は…(ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET)。少女1人に“自称”父親が4人。彼女はなぜ失踪したのか(THE DAYS OF WINE AND ROSES)。―ガラスとコンクリートの街にも季節はめぐり、人々の思いもめぐる。しがない文無しだが、時にはカネではなく、意気に感じて筋を通していく、そんな探偵がいたっていい。ハードボイルド短編集第4弾。14篇を収録。
著者等紹介
矢作俊彦[ヤハギトシヒコ]
1950年、横浜市生まれ。72年、ハードボイルド短編小説『抱きしめたい』をミステリ・マガジンに発表。70年代、短編小説、漫画を書くかたわら、ラジオ、TVドラマのシナリオ作家としても名をなす。77年、初の長編小説『マイク・ハマーへ伝言』で斯界を驚かす。83年、司城志朗との共著『暗闇にノーサイド』で角川小説賞、98年、『あ・じゃ・ぱん』でBunkamuraドゥ・マゴ文学賞、2004年には『ららら科學の子』で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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