内容説明
明治初期から継受されはじめ、大正期に本格的に展開された経済学の研究・学習の内容を通史として描き出し、現代日本における経済学の存在意義を検証する。古典派・マルクス経済学・近代経済学・現代アメリカ経済学などの受容・消化のなかで、日本の研究者・学校・企業人・官僚がどのように日本の風土・状況に適用・応用して現在の日本経済と経済学を築いたかを描いた「経済民俗学の試み。」。
目次
序章 日本社会と経済学
第1章 学としての経済学
第2章 知としての経済学
第3章 実としての経済学
第4章 感としての経済学
終章 経済学と日本社会
著者等紹介
寺岡寛[テラオカヒロシ]
1951年神戸市生まれ。中京大学経営学部教授、経済学博士
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