内容説明
今や「ヨーロッパ三大演劇祭」の一つと称されるほど有名になったルーマニアのシビウ国際演劇祭。ルーマニア演劇に魅せられて、その最初期からシビウに通いつめてきた著者の15年間の演劇紀行を収載。代表的演出家シルヴィウ・プルカレーテ論を新たに書き下ろす。
目次
序章 シビウ国際演劇祭とルーマニア演劇
第1章 ルーマニアとモルドヴァへの旅(キシノウ、シビウで二つの国際演劇祭;東欧で見た二つの芝居―『夏の夜の夢』と『ユビュ王』 ほか)
第2章 ルーマニアへシェイクスピアを求めて(クライオーヴァ国際シェイクスピア演劇祭を観て;新潟りゅーとぴあ『冬物語』の成功 ほか)
第3章 アンドリー・ゾルダックの演劇(「リスクの演劇」をめぐって;ハリコフ州立劇場の「実験演劇ショーケース」)
第4章 シルヴィウ・プルカレーテ論
補遺
著者等紹介
七字英輔[シチジエイスケ]
1946年大分県生まれ。月刊『ローリングストーン』(日本版)、季刊『is』(ポーラ文化研究所)各編集長を経て、(株)テスピスを設立(代表取締役)。82年頃より各紙誌に演劇批評を執筆する。86年~96年まで前橋芸術祭の総合プロデューサーを務める。92年に韓国から劇団木花を、96年~07年に4回にわたりモルドヴァからウジェーヌ・イオネスコ劇場を、02年にルーマニアからラドゥ・スタンカ劇場を日本に招聘する。またシビウ国際演劇祭(ルーマニア)、キノシウ国際演劇祭(モルドヴァ)の窓口役を果たすとともに東欧演劇との積極的な交流を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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