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メディア・スタディーズ

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784796702249
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1036

内容説明

既存のマス・コミュニケーション研究やメディア論のパラダイムを内側から喰い破っていく試みとして、ここにメディア・スタディーズを構想。文学的なメディアや映画、ポピュラー音楽などがこの構想の射程に含まれるのはいうまでもないが、同時にテレビや新聞、雑誌、広告、マンガなどがメディア・スタディーズにとって中核的な探究のフィールドとして焦点化されなければならない。マクルーハン風にいうならば、概して「冷たい」メディアに属するこれらは日常生活と切れ目なくつながっており、テクスト論的なアプローチには限界がある。メディアを作者の意図や意味が結晶化されている媒体としてではなく、その前にたむろし、往来する散漫なまなざしが作用していく集合的な身体力学の場として捉え直していかなければならないのである。

目次

序章 メディア・スタディーズのために
1 メディアの存在する地平(経験としての文化、言語としての文化;生産手段としてのコミュニケーション手段 ほか)
2 メディアを語る言説(メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築;メディア文化研究におけるジェンダー ほか)
3 オーディエンスのいる場所(テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ;経験的オーディエンス研究の政治性について ほか)
4 メディア=空間の史層(家庭の理想型と家族の娯楽;初期映画/後期映画 ほか)