しあわせの言の葉

山下 景子【著】

宝島社（2007/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 189p／高さ 19cm
• 商品コード 9784796657099
• NDC分類 159.8
• Cコード C0081

内容説明

私たちに残された言の葉。豊かな言の葉の茂る美しい風景が、あなたの心にも広がっていきますように…。凛とした日本の女性たちが残してくれたしあわせを導く言の葉集。

目次

花―心を愛で満たし、勇気を与えてくれる言葉（石垣りん―一日背負っている生きているいのちの重みはもしかしたら地球の重みかもわかりません。；伊藤野枝―現在の私達若い婦人を最も多く自分自身に就いて考へるやうに導いたのは恋愛でありました。　ほか）
鳥―心を自由にし、気持ちを新たにしてくれる言葉（円地文子―「色気」という言葉は性的な意味にばかり使うけれども、「色気」は即ち「色彩感」なので、その人特有の色彩、言いかえれば「味」というものが、心情にも肉体にも滲み出すことなのだと思う。；岡田／嘉子―まことの道は明日からはじまるのです！　ほか）
風―まわりの人に感謝し、優しくなれる言葉（朝吹登水子―せっかくこの世に生まれてきたのだから、感動なしに生きていてはもったいない。；茨木のり子―どうして言葉たり得よう他のものをじっと受けとめる力がなければ　ほか）
月―素直に自分と向き合い、強くなれる言葉（和泉式部―すてはてんとおもふさへこそ悲しけれ君に馴れにし我が身と思へば；（四世）井上八千代―人にないというのは、本当は気易く使うべき言葉ではありません　ほか）

著者等紹介

山下景子［ヤマシタケイコ］
兵庫県神戸市生まれ。武庫川女子短期大学国文科卒。現在、神戸市在住。音楽教室講師。「北海道・北の讃歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、作詞作曲で数々の賞を受賞。夢子というハンドルネームで、メールマガジン「センスを磨き、幸せを呼ぶ　夢の言の葉」を発行中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[やすらぎ🍀]

恋をすると綺麗になる。愛情豊かで強い女性の言の葉は、優しく香る。私たちが花を咲かせようとするとき、大きな勇気をくれる。…花鳥風月。それぞれの章に広がる流麗。…笑顔は幸せをもたらす。困難なときに微笑んでみれば、きっと心にゆとりができる。たったひとり、いればいい。私は満たされるから。「美しき春の光を身にうけて乙女の血汐涌くとこそいへ」…私はそんなとき、海を見に行くのです。ちっぽけな自分に、また灯をともすために。「をみなにて又も来む世も生れまし花もなつかし月もなつかし」…しあわせの波紋が広がってゆきますように。

2022/02/23

[あつひめ]

玉手箱のように美しく、勇気をくれるような、優しく背中をさすったり支えたりしてくれるような言葉がたくさん収められていた。その時の心の持ちようでビビビっと響いてくる言葉は違ってくるかもしれない。恋に悩んでいる人、仕事に悩んでいる人。言葉は音楽のような気がする。聴いて心地よくなる音楽のようにその言葉をかけられたらほっと気持ちが緩むような言葉。今回は図書館本なので一気に読んでしまったが、毎日一篇ずつ、寝る前に読んでみるのもまた良いのではないかしら？と思った。この手の本の楽しみ方は様々ある。それも幸せの内かも。

2012/11/20

[のり]

歯科の待合室で読んだ本。「言わんとわからん」寿岳章子、「働くということは、結局人の輪」芝木好子、「生きていくことは、生老病死をカラダに刻んでいくこと。生老病死は春夏秋冬の巡る季節のようなもの。」杉浦日向子

2015/04/10

[夢みる夢子]

⭐⭐片目をつむるとは片方の目で自分の心の姿を見る。幸せぼけはさり気なく侵入する、有り難いと思い感謝し、ひたすら平安に落ち着いているうちに、勇気は失う気力は甘くなる体は弱くなる、物が億劫になると失うばかりである！か、気が付かなかったわ！桃栗3年柿8年柚の大馬鹿18年！面白ーぃ。これを、自分に言い聞かせて前向きに生きよーと！

2017/09/23

[りょうすけ]

自分の考えを持ってるということは、自分の言葉を持ってるいるということ。言葉はその人の考えに直結する。それを再認識させられたと同時に、女性が持つ強さ、繊細さを感じる一冊。

2014/04/23