内容説明
日本人が忘れてしまったもう一つの日本史、歴代8人の「女帝」は、何をしたか?第127代「愛子」天皇は日本史の必然。
目次
序章 女帝誕生へのみちすじ
第1章 大和朝廷の誕生と女性
第2章 日本史上の天皇制
第3章 女帝の世紀
第4章 最初の女帝、推古天皇
第5章 大化の改新と皇極・斉明天皇
第6章 持統天皇と律令制の確立
第7章 奈良時代の女帝
第8章 女帝不在の時代
第9章 江戸時代の二人の女帝
第10章 女性天皇を排除した明治政府
第11章 世界の王室と日本
終章 「愛子」女帝の誕生
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は日本古代史
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感想・レビュー
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ぷりん
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女帝の子が天皇になったケースが書かれていたのだが、父親(女帝の夫)も天皇の系譜だから問題ないのだろうか。たしかに父親のY遺伝子を遡っていったら神武天皇に辿り着くのだろうけど・・・男系女系を決めかねているものとしてはなんだかなという感じがする話である。本書は過去の女帝たちがどういった経緯で登場したのか、どういったことを行ったのか素人にも分かりやすく書いてくれている。やや古い本だが、おかげで男系か女系かという感情的な議論になりがちな事項が主題には置かれていない(意識して書かれているのだと思うが)2012/03/23