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四日間の奇蹟

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  • サイズ B6判/ページ数 421p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796630597
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

挫折した音楽家の青年と脳に障害を負ったピアニストの少女との宿命的な出会い。そして山奥の診療所で遭遇する奇蹟。選考委員も泣いた!これぞ癒しと再生のファンタジー。第1回『このミステリーがすごい!』大賞金賞受賞作品。

著者等紹介

浅倉卓弥[アサクラタクヤ]
1966年、札幌生まれ。東京大学文学部卒業後、レコード会社へ就職。洋楽部ディレクターほかを務める。その後、翻訳会社、雑誌編集部などを経て、現在は団体職員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラクダ

29
知的障害者の天才ピアニストのお話・・・と思いきや・・SF?・・心と体が分離する・・?人の命について考える?・・・物語は蛇行しながら意外な方向に展開する・・全体として面白いのだが、雑談が多いと言うかもう少しコンパクトに集約出来ていたらもっと良かったと思った。わくわく面白いと言うより、しみじみ面白く読めたというような作品でした・・・。少女とその保護者である青年が将来結ばれると良いなと思った僕は不謹慎なのだろうか?・・・・序盤○・・中盤○・・後半◎・・ラスト◎ 読みやすさ○2014/08/17

ひめか*

28
ピアノから始まり、序盤は二人の運命がこれからどうなるのだろうとワクワクしたが、物語が長すぎるように感じた。途中で飽きてきてしまった。物騒な事件で両親を亡くした娘を引き取り、一緒に暮らす宿命にあったピアニスト男子。自身もその事件で指を切断し、ピアノが弾けなくなった代わりに、その娘にピアノを弾かせていろんな場所を周っていた。そこで訪れた病院で真理子と出会い、そこでも事件が起きる。事件が起こりすぎだし、もう少し無駄をなくして短縮すれば飽きなかったかもしれない。感動的なファンタジーで、内容としては面白いと思う。2020/01/05

さら

28
感動ものを表わすかのようなタイトル。‘奇蹟’がつくだけで前向きで明るい印象を持つのは何故でしょうか。 読んでいるうちに音楽を聴きたくなりました、特にピアノ。前半は話が前後したり、状況を理解するのに時間がかかりましたが、後半は一気に読ませられました。作者のいいたことが登場人物の口から力強く伝わってくる気がしました。優しい本だと思います。心がじんわりと温かくなりました。ミステリーよりもファンタジー。 でも、第1回このミステリーがすごい大賞なのですよね。確かに上手い作家さんだと思いました^^2013/07/02

銀河

15
主人公がかっこいいのに対してヒロイン?真理子が同い年のくせにオバサンくさい。しゃべり方とか。ってこんな感想でいいのか?真理子の生い立ちにとても同情できて、前の家族が会いに来てくれた場面では泣いた。ラストはそんなにうまくいくもんか!って思ったけど、いい話だったんじゃないかな。長く感じたし、私の好みではなかった。2011/01/08

藤枝梅安

15
大林宣彦さんの映画「転校生」や東野圭吾さんの「秘密」と同じように「肉体と精神の分離と入れ替わり」のお話。  とだけ書いて置こう。  作品としてのまとまりがあり、それなりに楽しめた。  が、登場人物が学会の発表のような長い説明をすらすらとしゃべり続ける点は閉口した。  要するに「説明過多」なのだ。先日読んだ白石一文さんと通ずる所がある。  この作家もきっと真面目な人なのだ、と思う。2009/12/31

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