宝島社文庫<br> 決定版 原発大論争!―電力会社vs反原発派

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宝島社文庫
決定版 原発大論争!―電力会社vs反原発派

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796616546
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0136

内容説明

チェルノブイリ原発事故以来、急速に高まる国民の批判の声を封じ込めるために、電力会社が作成した『内部資料・原子力発電に関する疑問に答えて』に対して、反原発派の論客15名が反論し、推進か廃炉かの「原発論争」を巻き起こした歴史的名著が復刻。東海村臨界事故によって、再び原発の「安全神話」が崩壊した今、放射能の危険性や経済性の問題など、あらためて原発が必要か否かを問う。

目次

プロローグ 原子力事故はいつでも、どこでも起きる
第1部 安全性(原発は絶対安全が保証されているか?;保険業界が見捨てた原発に「絶対安全」などあるわけがない! ほか)
第2部 放射能(原発の放射能は危険ではないか?;有害な放射線を安全だと強弁する電力会社の狂気の論理 ほか)
第3部 経済性(原発で石油は節約できるのか?;ボイラーの湯沸かししかできない原発がどうやって石油文明を変えるのか? ほか)
第4部 再処理問題(再処理工場は本当に安全なのか?;年間数百万キュリーの放射能をたれ流す再処理工場の「多重防護」と「安全性」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
電力会社の「内部資料」に「反原発」(=今となっては先覚者)が突っ込みを入れるという体裁で「論争」とはいえない。元版の別冊宝島の出たのがスリーマイル島事故の2年後で当初軽微な故障と発表されていたが炉心溶融して核物質全量が外界に露出する寸前だったのは喩えれば「離婚を決意した一言」になった。新規に原発を受け入れる地方は(社会主義国ならいざ知らず)ないだろう。ハインリヒの法則のとおり外界に放射能を放出せざるをえない事故はこれまでに数多かった。今回「東日本全滅」にならぬ幸運に反省しないとより大きな事故につながるが?2011/05/29

Nozaki Shinichiro

0
出版は1988年。が、20年前も議論してる内容は同じ。 昔から危険性が指摘されてた証拠になる一方、今世間にある論点ではこれからも変わらないやろうなとも。何か別のアプローチが必要なんでしょうね~。2012/07/08

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