ウィザードリィ小説アンソロジー

ウィザードリィ小説アンソロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 21X14cm
  • 商品コード 9784796601726
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0076

内容説明

傑作PRGウィザードリィの迷宮世界を舞台に3人の若き作家がその個性と想像力を爆発させる。書き下し中編小説を3本収録。ファン必読のこの一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MF

10
30年余り前に読んだこのアンソロジー本に収録された3作のうち、ベニー松山氏の『不死王』がKindleで出ていたので端末購入後のファーストチョイスとして再読。なにしろこれを読んだばかりに自分でもなにか書きたくなり、けれど似たものでは絶対かなわないと思ってあえてそこから遠ざかって書いた代物が素人なりに一大シリーズに化けたまま未だに続いているという、まさに僕の運命を変えた1冊。だから出来が及ばないのみならず表向き似たところもないけれど、読み比べてもらえれば僕がこの作品に惹かれた理由はわかってもらえることと思う。2019/09/10

ニックネーム

4
ゲームの設定の延長上に独自解釈の世界観を肉付けしウィザードリィ前日譚の世界を描いた「不死王」。対照的にウィザードリィ要素は固有名詞だけで内向きに人間模様を掘り下げた「酔いどれの墓標」。ベクトルは異なるもののどちらも少ないページ数で上手く纏めた名作。不死王の方はヒューンの過去をスピンオフで書いて欲しい。自分のイチオシは酔いどれ。ルビィのダメ人間ぷり、「許すことの大切さ」を説く迷宮の住人達。ゲーム小説ながら未知への冒険ではなく人間関係に重点を置いている点が良い。残りの一編ソルジーナ様はどうしようもなく駄作。

大日方

1
ベニ松氏の不死王と、佐山アキラ氏の酔いどれの墓標は十二分に読む価値あり。というより、好みの問題でもあろうが馳星周氏の最高傑作はこの「酔いどれの墓標」なのでは、と思うこともしばしばある。ちなみに手塚氏の作品だけはその内容を覚えていないが、「覚える価値がない」と認識した記憶だけは鮮明に残っている

ハイランス

1
陰のある大人のハードボイルドみたいな雰囲気があって大変よろしい。 古本でも1000円程度なので関心のある方は探してみるのもヨシ。 特にベニー松山の不死王はKindleで100円で読めるのでおすすめ2022/08/27

ころすけ

1
何度読んだかわからないけど、最後に読んでからは 15 年くらいだろうか。懐かしい。中でも「酔いどれの墓標」はお気に入り。自分でレヴェル 50 とかメタ発言しちゃう世界観に疑問を感じないでもないけど、ゲームが原作だし、この世界の住人はレヴェルを自覚してるのかもしれないなぁ、と妙に納得してた。収録作のなかでは、一番 Wiz っぽいと思う。「女神ソルジーナ」は正直良くわからん。「不死王」は面白いんだけど、これ Wiz じゃなくてもいいよなぁ。「隣り合わせの灰と青春」の追補として読むのが正しいんだろう。2018/10/26

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