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内容説明
天の浮き島に住む長命な天人の桐羽は、人間に騙され「神」として地上に囚われた。神は国の宗主と「契り」を結びその身を明け渡さなければならず、歴代の宗主に慰み者にされてきた。今また代替わりすることになるが、新しい宗主に起ったのは桐羽が最も敬遠する男―軍の最高統括者である敷島だった。傲岸で冷徹な敷島は冷ややかな視線で桐羽を無下に扱う。そして敷島に対し反抗的な態度の桐羽は、触手を操るおぞましい淫具で苛まれることになり―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺辺
29
積本崩し。う~~む、受の属性は未亡人の美人継母の運命の人という設定に「純愛」を盛り込むのがいささか難題のようだ。攻と受の想い想われつつも離ればならないという切なさがあるものの、どうしたって、受の長年培ってきた淫らさが一途な想いを凌駕してしまう感じが見受けられる。しかし、いつもながら、沙野さんのこの斜め上を行くチャレンジ精神には感服する。しかも、触手が裏テーマでそこが結構美味しい。転生もののバランスって難しいね。個人的に本作も沙野的悪趣味が見られなくて残念だな。絵師・座裏屋さんのイラストは言わずとも麗しい。2018/03/26
なみ
17
ちゃんと攻視点もあるのでそれぞれの気持ちの変化が読める。一冊の中にドラマティックにいろんなことが盛りだくさんで、最後の最後エピローグまで気が抜けないです。どうしようもないなかでのハピエンだったり裏テーマの触手だったりプレイの見せ方が流石だなぁと思いました。2018/03/06
そらねこ
13
Twitterにて感想アップ https://twitter.com/soranekotan071/status/1161706325744615424?s=202019/09/16
辺辺
12
タイトルと表紙を見ても内容思い出せないから、再読。年だな、トホホ💦今回はじっくり読んでいたので、特に最後は寿命の差で将来必ず訪れる別れが決定された二人。おおお、これ、気づかなかったわ。バッドエンドと言わずもそれに近い形の終わり方だね。テンションアップ!したのが言うまでもない。←どんだけバッドエンド好きなんじゃ、おまえは!自爆。触手好き好きな沙野さんらしさがある。座裏屋さんの絵がもう絶品ですよ。(うっとり💛)2023/08/09
tanya
11
作家買い。イラスト神。かぐや姫もどき⁈先祖より今の敷島がカッコいいです。桐羽も囚われから自分で考える様になり天に戻る過程が上手い。最後はハピエンなのかな⁈と言う展開でお話が続いていきそうです。2018/03/24