内容説明
東京地検T支部の礼一は、容姿端麗な捜査検事だ。場末の立ち飲み屋で意気投合した自衛官の大守と身体を重ね、セフレのような関係になった。―本当は恋人だと言いたい。けれど、互いを想う気持ちにどのくらいの温度差があるのだろうか。そんな折、礼一に本庁勤務という栄転の辞令が下り、特別捜査部に加わることに。礼一は、明確な恋愛関係ではない大守との物理的な距離に不安を覚えて―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
34
★★★☆☆。『防人の男』続編。本庁へ戻る事になり大守との確約のない関係に不安になる礼一。そしてモテ期到来。それでも仕事は待ってくれないし、もちろんキッチリやるときゃやる。恋愛面でグラグラしてたけど最期の病室のシーンで一気に萌えた。やっぱり気持ちは伝えるのが一番。仕事も出来てお互い惚れまくってる、ステキな二人でした。2015/08/28
きょん
27
礼一さんがモテモテの巻でしたね、お互い相手の仕事を大事にしているのが理解しているからこそ及び腰だけど、遠慮してばかりじゃ伝わりませんよね。それにしても礼一さんに言い寄ってくる男たちがいい男ばかりで羨ましいことしきり。2016/07/10
nono
24
BL。「防人の男」の続編。礼一に本庁への異動の辞令、動揺する礼一と一見冷静な大守の二人は遠恋か!?どちらも仕事に生きる漢達で良かった^^今回は礼一の仕事がメインの為、更に甘いシーンが少ないけれど、大モテな礼一に内心やきもきしてる大守の泣き顔を想像しつつ^^硬質なお話を堪能。大守の見せ場が無かったのが残念でした。今回も楽しく読了。2016/10/26
まふぃん
24
礼一さん、モテ期到来ですね。しっかりお仕事していているので、読んでいて面白かった。2015/11/21
takuna jj
24
『防人の男』続編。支部から急遽呼び戻された礼一は特捜に抜擢。今回は防衛省絡みの贈収賄事件。想いを寄せながらも曖昧なまま交際を続けていた大守と物理的な距離ができ不安は募るばかり‥。更に1年前まで同棲していた恋人・哲也と憧れの上司・新條に熱く口説かれ、申し分のない2人に礼一もグラグラしてます。正直どちらに堕ちても不思議でなかった!! 寧ろ「甘えたくない、守られて弱い自分になりたくない」という理由で哲也を袖にする礼一にはモヤッとしました。「魂」が呼びあっての大守とのハピエンでしたが、やっぱりきめては屈強な躯??2015/03/23