福祉行政と市町村障害者計画―住民・当事者参加の施策づくりと障害者運動の課題

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福祉行政と市町村障害者計画―住民・当事者参加の施策づくりと障害者運動の課題

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  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784795280847
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C2036

内容説明

本書は、人権としての民主主義ともいうべき観点から、目下、展開中の3プラン、すなわち、老人福祉に関する新ゴールドプラン、育児に関するいわゆるエンゼルプラン、そして1995年12月、政府の障害者対策推進本部発表の「障害者プラン―ノーマライゼーション7か年戦略―」にもとづいて、地方自治体、とくに市町村(東京の特別区を含む)で作られ、あるいは作られるべき老人保健福祉計画をはじめとする地域福祉計画、とりわけ本書主題のように障害者基本法にもとづく前記障害者プランを受けての市町村障害者計画について、今日、政府・財界の側から強行されている「行革」路線下の困難な状況のなかでの市町村障害者施策推進協議会の設置及びその民主的構成如何を含めてのその策定状況、策定過程ないし内容上での特徴や問題点、とりわけ障害をもった人々、その人々の権利や利益の擁護にあたる人々その他の関係者、とりわけ計画の策定・実施の責任主体たるべき自治体に働く労働者などの側からの民主的とりくみと成果、そして今後の課題などについて検討しようというものである。

目次

第1章 障害者の権利保障の強化のために
第2章 大きく立ち遅れた国・自治体の高齢者施策
第3章 エンゼルプランの“思想”と政策―人口培養から子育て困難サポートへ
第4章 障害者プランと市町村障害者計画―いかにこのチャンスを生かすか
第5章 市町村障害者計画をつくる
第6章 住民参加の計画づくりをすすめるために
第7章 今日の財政問題と福祉運動の課題