ロストブックス―未刊の世界文学案内

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ロストブックス―未刊の世界文学案内

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794967459
  • NDC分類 902
  • Cコード C0098

内容説明

文学はすべて媒体のなかに存在する。書き記されて初めて文学となる。世界的評価のある西洋の古典にしても、喪失という大海から偶然にも顔を出せた幸運の代物にすぎない。数知れない不幸な傑作が大海には沈んでいるのだ。失われた本はいつまでも魅惑的だ。それは想像のなかでしか完結しない。しかし、実体のない本だからといって、絶対に手が届かないわけではない。文学が家だとしたら、「失われた本についての本」である本書は、墓であり痕跡でもある。本書はもうひとつの文学史であり、存在したかもしれない本への哀歌である。

目次

ホメロス
アイスキュロス
メナンドロス
オウィディウス
ダンテ・アリギエーリ
ジェフリー・チョーサー
ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ
ウィリアム・シェイクスピア
ジョン・ミルトン
アレグザンダー・ポープ〔ほか〕

著者等紹介

ケリー,スチュアート[ケリー,スチュアート][Kelly,Stuart]
オックスフォード大学で英文学を学ぶ。エジンバラ在住。Scotland on Sundayで活躍する書評家

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山県生れ。法政大学社会学部教授。ヤングアダルト系翻訳の第一人者であり、YA作家クラブの世話人をつとめる

野沢佳織[ノザワカオリ]
翻訳家。上智大学英文学科卒

築地誠子[ツキジセイコ]
翻訳家。東京外国語大学ロシア語科卒。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

12
古今東西の著名な作家の「失われた本」を集めた一冊。ここでいう「失われた本」とは、一度は出版されたが戦争などにより消失した本、構想は練られていたが実際には執筆されなかった本、原稿が盗まれた本など。ホメロス、ダンテ、セルバンテス、ロレンス・スターン、フローベール、シルヴィア・プラスなど錚々たる執筆者たちのロストブックスについて興味深く読めた。けっして読むことが出来ないと思うと、なんだか読みたい気持が湧いてくる…… 2016/02/23

mejiro

9
魅惑的な響きのタイトル。「序」が興味深く、この本は著者の使命から生まれた?と思うほど。著者は破壊、紛失、作者の死、書かれなかった作品、と<失われた本>の例を挙げる。 代表作さえほとんど未読なのに、ロストブックスが気になる。さらっと書いてるが、文献探しや調査は大変だっただろうな、と感心した。作品を知らなくても読める内容になっててありがたい。名立たる詩人、作家のエピソードに興味が尽きなかった。 2018/04/14

viola

8
まさか、こんな本まであるとはね・・・・!何故この本を書き出したのかの逸話がまた興味深いです。何この、私なんか非じゃない読書量! 多いだろうなとは思っていたけど、こっここまでロスト・ブックってあるものなのですね・・・・・。 一番面白かったのは、アイスキュロス! 一番読んでみたいなと思っていたのは・・・・(これを読む前からですが)やっぱり、シェイクスピアの『カルデーニオ』です^^ それにしても、ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』の続編を書こうとしていたって知らなかった・・・!2010/12/30

qoop

7
一風変わった文学ガイド。未完、消失、廃棄など、様々な理由で読むことが叶わない失われた作品を中心に据えて作家の創作活動を綴っている。作品が失われた理由がそのまま作家の生きた時代、境遇、人生のあり方と通じていて、短い中で豊富な内容を伝えてくれる。原著の⅓以下の抄訳だが、それでも興味深い挿話多数(たとえばゾラの死に関する暗殺説の紹介など。どんな事象か具体的に知らなかったが、なかなかショッキングだなぁ…)。こうした抄訳の出版を端緒として全訳のオンデマンド希望をすくい上げるシステムなどあれば面白いかも…と不図。2018/02/28

ロピケ

4
よくこんなことを思いついたものだ。『移動祝祭日』を読んだ時、ヘミングウェイが奥さんに原稿の入っていたスーツケースを無くされたエピソードに触れられていたが、どんな作品だったのだろうか?、もう二度と戻って来なかったんだ~、とため息が出ましたが、紀元前8世紀から現代までのそんな作品たちにスポットライトを当てている。『恋の骨折り得』って、そんなの聞いたこと無かった。苦労した分報われるっていう意味なのかな。個人的には、ディケンズの『エドウィン・ドルードの謎』が一番面白そうで、未完に終わったことが悔やまれる作品。2010/12/23

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