戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか

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戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか

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  • サイズ 46判/ページ数 552p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794226624
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

平和とは、敵同士が損得勘定で
戦争を避けることにほかならない

戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。
「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。

戦争の原因は5つしかない

【内容より】
◎平和は必ずしも平等や公正を意味しない
◎取引で敵を譲歩させるのに必要なのは「脅す力」
◎敵が軍備拡張する前に攻撃したい…「予防戦争」
◎「女性リーダーは平和をもたらす」とは言えない
◎国連などの国際機関は戦争防止には無意味か
◎経済制裁・和平調停・PKO等に効果はあるか

暴力や戦争については、数十年にわたり、経済学や政治学、心理学で研究され、さらには現実世界での介入の知見が蓄積されてきた。そして、そこからいくつもの直観に反する洞察が得られている。
その1つが、「人々はめったに戦わない」ということだ。世界には何百万もの敵対する集団の組み合わせがあるが、暴力に発展するのはそのごく一部に過ぎない。ほとんどの敵同士は、取引で何らかの妥協をし、非暴力的に互いを憎み合うことを選択する。理由は簡単で、戦争はコストがかかり過ぎるからだ。戦争は、利害の対立を解決するには最悪の方法なのである。
2つ目の直観に反する洞察は、「戦争の原因は少ない」ということだ。本書では、戦争の原因が、たった5つに類型化できることを示している。取引を拒絶し、大きすぎるコストも厭わず戦争に突入する原因は、5つしかないというのだ。
では、どうすれば平和は実現するのか。本書では、敵対する集団同士が平和を望んでいる場合には、驚くほど簡単に暴力は終結し、ギャング同士でさえもそれを行っていることが示される。より困難な状況下でも、先の「5つの原因」に取り組むことで、暴力の動機を減らし、取引に向かう動機を増やせることが、実例とともに明らかにされる。
本書は、「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書である。

内容説明

平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない。戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。

目次

第1部 戦争を引き起こすもの(人々はなぜ戦いを避けるのか;抑制されていない利益;無形のインセンティブ;不確実性;コミットメント問題;誤認識)
第2部 平和をもたらす術(相互依存;抑制と均衡;規則の制定と執行;介入;戦争についてのよくある議論の真偽)
結論 漸進的平和工学者

著者等紹介

ブラットマン,クリストファー[ブラットマン,クリストファー] [Blattman,Christopher]
シカゴ大学ハリス公共政策大学院教授。同校の開発経済センターの副センター長を務めている。経済学者、政治学者であり、その暴力、犯罪、貧困に関する世界的な研究は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、フォーブス、スレート、Vox、NPRなどで広く取り上げられている

神月謙一[カミズキケンイチ]
翻訳家。青森県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。国立大学の教員を13年間勤めたのち現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。