草思社文庫<br> 伝説の総料理長 サリー・ワイル物語

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草思社文庫
伝説の総料理長 サリー・ワイル物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794221353
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

かつて1920年代、日本に本格フランス料理を伝えた伝説のシェフがいた。その人物はサリー・ワイル。横浜のホテルニューグランドの初代総料理長として腕をふるい、ホテルオークラの小野正吉、東京プリンスホテルの木沢武男、日活ホテルの馬場久等々……数多くの名だたる料理人を育てあげた。その系譜は今も日本のフランス料理界に脈々と息づいている。ワイルが日本の西欧料理界にもたらした革命を克明にたどり、その情熱の根源に迫った力作!

【著者紹介】
1960年埼玉県生まれ。ノンフィクション作家。信州大学人文学部卒。異文化と格闘した人物、事象をテーマとした著作を多数発表している。『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』で第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。2014年、作曲家・佐村河内守氏のゴーストライター新垣隆氏の独占インタビュー記事「全聾の作曲家はペテン師だった!」(週刊文春)を発表、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。『ペテン師と天才―佐村河内事件の全貌』(文藝春秋)を刊行。他の著書に『不敗の格闘王―前田光世伝』(祥伝社黄金文庫)、『新・世界三大料理』(PHP新書)、こうやまのりお名義の児童書『めざせ! 給食甲子園』などの著作がある。

内容説明

かつて1920年代、日本に本格フランス料理を伝えた伝説のシェフがいた。その人物はスイス人サリー・ワイル。横浜のホテルニューグランドの初代総料理長として腕をふるい、ホテルオークラの小野正吉、東京プリンスホテルの木沢武男、日活ホテルの馬場久…数多くの名だたる料理人を育てあげた。その系譜は今も日本のフランス料理界に脈々と息づいている。ワイルが日本の西洋料理界にもたらした革命を克明にたどり、その情熱の根源に迫った力作!

目次

プロローグ 原点―二〇〇五年
第1章 邂逅―二〇〇四年
第2章 誕生―一九二七年
第3章 革命―一九二七~一九四六年
第4章 挫折―一九四一~一九四六年
第5章 再会―一九五六年
第6章 胎動―一九六〇~七〇年代
第7章 使命―一九一二年
エピローグ 伝承―二〇〇四年

著者等紹介

神山典士[コウヤマノリオ]
1960年埼玉県生まれ。ノンフィクション作家。信州大学人文学部卒。異文化と格闘した人物、事象をテーマとした著作を多数発表している。『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』で第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。2014年、作曲家・佐村河内守氏のゴーストライター新垣隆氏の独占インタビュー記事「全聾の作曲家はペテン師だった!」(週刊文春)を発表、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

4
日本でフランス料理の礎を築いてくれた男の話。スイスでも日本でも、もっと評価されてもいいはずだと思いました。この本を読んでからフランス料理を目にすると、歴史の重みを感じる作品に見えるだろう。2019/10/31

Hisatomi Maria Gratia Yuki

2
子どものころ、祖父や祖母へのお客様のおみやげでいただくエス・ワイルの店名の由来を初めて知った。そもそも長いこと、エスワイルというひとつながりの名前だと思っていたくらい。それは置いといて、この本は日本のフランス料理を中心としたヨーロッパ料理の来歴を詳らかにするとともに、人情に厚くてハートの熱いスイス人教師と熱血ど根性の日本人の弟子たちの物語でもある。ワイルさんは後年、料理人としては恵まれなかったが、戦後日本の料理人たちの直接間接の恩返しに、またもや熱い思いで応え続ける。いったい、どれだけ懐が深いのか!2015/07/19

とんとん

2
時間をかけて調べたことはそりゃあ全部盛り込みたいだろう。でもそこで自分の苦労を「もったいない」と思わずに、本の構成上必要ないと判断したら記載しない(刈り込む)こともノンフィクション作家に必要な資質なんじゃないか。それは編集者の仕事かなあ。2015/06/23

Yasuhisa Ogura

2
日本に本格的なフランス料理を伝えたサリー・ワイルの半生と、彼が初代料理長を務めたホテルニューグランドそしてそのホテルがある横浜の歴史を記したもの。つまり、これらを別々に語ることはできないということだろう。細かなエピソードが満載で、かなり楽しめる。ワイルは宮中でも、料理の腕をふるったことがあるらしい。横浜港が日本の玄関口であった時代、多くの政治家や著名人がこのホテルに出入りし、ワイルの料理を楽しんでいたことに思いを馳せると、あのエントランスの階段の重厚さは、より強いものとなっていくだろう。2015/06/22

toriarii

1
コンビニやファミレスで食べられるドリアを日本で提供した男の物語。横浜ニューグランドホテルで総料理長を務め、徒弟的な日本の料理システムを改め、部下の料理人にはローテンション方式ですべての料理をおさめさせる。選択の余地のないコースメニューオンリーから、1品料理を選べ、酒と煙草を提供するグリル方式を提案。日本のフレンチ料理にあたえたワイルの業績を前半で紹介し、業績の基になったワイルの料理人としての履歴と、戦後ヨーロッパに羽ばたいた日本人料理人への支援を後半で紐解いていく。作者の筆のノリもよく、面白い。2022/02/20

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