出版社内容情報
在職中には膨大な記事を書き、優れた書評子でもあった元朝日新聞記者が、客観報道のイロハを叩きこまれた駆け出し時代から、歴史教科書リポートを最後の仕事として定年退職するまでの36年間を回想。取材現場での生々しいやりとり、稲山嘉寛、中内?、堤清二、諸井虔、石原慎太郎、小田実、赤尾敏諸氏をはじめ数多くの著名人の意外な素顔、知られざる記者の胸の裡を、巧まざるユーモアを醸す練達の筆で綴る。記者の本分とは何か、報道とは何か。実践的メディア論としても出色の本書は、大きく躓いた朝日新聞の謎を解くカギのすべてを示している。「記者の中の記者」が書いた近来の快著。
■ 朝日が抹殺した??微生物蛋白??
■ 朝日・読売論説トップの「慰安婦問題」対話
■「 死去」か「崩御」か、二度目の天皇論議
■『 前衛』用紙だった論説からの返事
■ 驚かなかったサンゴ事件、いまは驚き
■ しらけさせてしまった中国訪日記者団
■ ソニー社長夫人に玄関から追い立てられた夜
■「 常務以上でなければ会わん」と経済部長
■ 大韓機爆破の金賢姫にインタビュー
■ 拉致問題を知らずに北朝鮮取材
■ 近づかれ、無視され……??謎の人?$」島龍三氏
■「 二木会」が変えた? 朝日の論調
■ 歴史教科書リポートで不買運動の危機……
【著者紹介】
1947 年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。71 年朝日新聞社入社。富山支局、大津支局を経て、大阪経済部、東京経済部、『週刊朝日』『月刊Asahi』『論座』の各副編集長、出版局編集委員、『AERA』スタッフライター、出版企画室マネジャー、『大学ランキング』『週刊20 世紀』各編集長、オピニオン編集部など。
内容説明
在職中には膨大な記事を書き、優れた書評子でもあった元朝日新聞記者が、客観報道のイロハを叩きこまれた駆け出し時代から、歴史教科書リポートを最終の仕事として定年退職するまでの36年間を回想。取材現場での生々してやりとり、稲山嘉寛、中内功、堤清二、諸井虔、石原慎太郎、小田実、赤尾敏諸氏をはじめ数多くの著名人の意外な素顔、知られざる記者の胸の裡を、巧まざるユーモアを醸す練達の筆で綴る。記者の本分とは何か、報道とは何か。実践的メディア論としても出色の「記者の中の記者」が書いた近来の快著である。
目次
朝日が抹殺した“微生物蛋白”
カドミウム汚染米データの差し替え
北陸電力から「C」査定!?
郵政省貯金局長の嘘を信じて大誤報
不肖も一枚噛んだ「従軍慰安婦」報道
朝日・読売論説トップの「慰安婦問題」対話
入社式で飛び出した天皇の戦争責任
「死去」か「崩御」か、二度目の天皇論議
生物学者・昭和天皇の真面目
視点に合う人物を探す取材の模倣と違和〔ほか〕
著者等紹介
永栄潔[ナガエキヨシ]
1947年生まれ。1971年朝日新聞社入社。富山、大津の両支局を経て、大阪・東京各経済部(証券、繊維、流通、電機、商社、鉄鋼、石油、大蔵、通産、経済企画、郵政、外務、農林水産など分担)。この間、東京整理部。『週刊朝日』『月刊Asahi』『論座』の各副編集長、『AERA』スタッフライター、出版局編集委員、出版企画室マネジャー、『大学ランキング』『週刊20世紀』各編集長のあと、編集局オピニオン編集部、文化部など在籍。一時、BSデジタル放送局デジタル・キャスト・インターナショナル(現・テレビ朝日メディアプレックス)に出向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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