内容説明
日本ではきわめて難しいといわれている倒産社長の再起。見事に再起を果たすことに成功した人たちは、どうやって困難を乗り越えたのか。同じく元・倒産社長である著者が、それぞれの「復活」を果たした12人の波瀾の人生をたどりながら、再起の条件をさぐる。
目次
「夜逃げしたんだってな」という一言が、事業家の遺伝子に火をつけた―ガリバーインターナショナル社長の羽鳥兼市さん
会社員時代に始めた事業で独立して失敗。その経験を活かして起業支援―あきない総合研究所社長の吉田雅紀さん
アスキーを追われて会社設立。銀行に裏切られて破産するも、ニッチな製品で再起―ダブルデジット社長の浜田義史さん
自殺を決意しながらパチンコに救われ、コンピュータを武器に成長―ストロベリーコーンズ社長の宮下雅光さん
夜逃げをして債権者に捕まり、タコ部屋に入れられた。解放後、息子と会社をつくる―中島警備保障社長の中島邦雄さん
第2次ベンチャーブームを代表する会社をつくるも挫折。倒産後は三足のワラジをはく―久喜市議会議員の須藤充夫さん
銀行の指示で社長になり、直後会社更生法を申請させられた。豚骨ラーメン店で見事に復活―花研社長の草野直樹さん
自殺を決意したとき、ふと妻の声が聞きたくなった。それが復活への第一歩だった―エス・キューブ社長の高橋義信さん
得体の知れない男をビジネスパートナーにしたら危機的状況に。今後は作家として生きていく―SOHOの草分け笠松ゆみさん
大震災をきっかけに、たばこの輸入販売会社が倒産。「顧客がいる事業」で復活―経営コンサルタントの鈴木健介さん
不渡り手形を出したというニセ情報を流されて倒産。タクシー会社の門を叩く―タクシー運転手の大塚功さん
借金1000億円の大貧民に転落。CMソングも変えて、しぶとく会社再建を成し遂げる―ツカサグループ代表の川又三智彦さん
著者等紹介
三浦紀夫[ミウラノリオ]
1952年2月、青森市生まれ。作家。明治大学政経学部卒。学生時代から編集制作会社の株式会社コアで仕事をし、卒業後同社に入社。1991年、同社代表取締役に就任。2002年、倒産。中小企業交流クラブ相談役。著作活動のほか編集制作会社の役員を務め、講演やセミナーの講師としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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