目次
高飛車な生意気女と、全身ブランド女
近くへ
渋谷でライブ
真夏の宣告
沙耶の彼氏
浅はかな打算
水槽で泳ぐ熱帯魚
殴られた頬
真樹ちゃん
私の告白
右側の指定席
ジェリービーンズ
運命の日
ロザリオ
新しいはじまり
ランコムに包まれて
著者等紹介
今井COCO[イマイココ]
東京都生まれ。高校を中退後、イベントコンパニオン、キャバクラ嬢、アダルトチャット・パフォーマーなどさまざまな職を経験。現在はフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
51
ショッキングなタイトルです。とても若い女の子が書いたとは思えず、感情がほとばしるままに書きつらね、すっきりとして読みやすい文章でした。作者は中卒でキャバ嬢時代のお店での様子が赤裸々で、後から入った彼女とは初めライバル意識で話すらしなかったのに、あるキッカケからお互い毎日一緒にいる生活に。HIVについてもよく調べたようで、親友が感染したことに対してのやりきれなさ、憤りが伝わってきました。何も出来ない自分を責めても居たようです。普通の人からの感染というのも有るのね、そこが怖かったです。源はわからなかったけど。2014/11/27
とことこ
5
図書館の新刊コーナーで見かけて、そのままサラッと読んでしまった。センセーショナルなタイトルだけど、もう少し2人の関係に深みがあればよかった気がする。2014/11/21
ひとまろ
4
流し読みでもしようかな・・・と思ってたけど 結局ガッツリ読んでしまった。 最近では一時のように騒がれなくなったHIVだが これを読むと特別なことではなくて普通の生活の 隣に存在する病気なんだってことに気付かされる。 そして発症すれば「死」という現実に向き合うということも。 昔、女子高生がHIVに感染するというドラマがあったけどあの時もかなり衝撃だった。2016/04/10
きーこ
1
エイズについて知っているつもりで何も知らなかった。読んでいて、怖いと思ったし、エイズ、HIVに感染した人たちはもっと不安、恐怖を感じたんだろうと思う。 感動とも、切ないとも違う、なんというか、悲しい。ただ悲しかった。みんなが読むべき本です。2021/07/24
りりあん
1
ブーツを片方捨てられるような嫌がらせをされていたのに、Xファンというだけでそれをチャラにして仲良くなったというのがちょっと腑に落ちなかった。 その後の亮太はどう考えて生きているのか気になってしまう。 HIV発覚してすぐに病院へ行ってたらもう少し長く生きられたのかな…と思うと切ない。 昔、友人とひやかし半分で無料のHIV検査に行って、当然のように陰性だったけれど、あれは当然でもなかったのかも、と思うとぞっとする。2015/08/28