名前とは何かなぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか

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名前とは何かなぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか

  • 小谷野 敦【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青土社(2011/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791765973
  • NDC分類 288.1
  • Cコード C0095

内容説明

秀吉が「羽柴筑前守」とされるのはなぜか、西郷隆盛が「隆盛」と呼ばれなかった理由、夫婦別姓問題の本当の論点とは、なぜ匿名は非難されるのか、外国人の名前の秘密…、稀代の論客・小谷野敦が、名前の不思議を徹底探求。

目次

第1章 「武家官位」について
第2章 「氏」と「姓」
第3章 諱と訓みと
第4章 外国人の名前
第5章 一苗字、一名の近代日本
第6章 匿名とは何か

著者等紹介

小谷野敦[コヤノトン]
1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。比較文学者、作家。東京大学文学部英文学科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。『聖母のいない国』(サントリー学芸賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

58
久しぶりにこの著者の本を借りる。歴史上の人物名についてくる武家官名や諱(死後に名付けられる名)などの薀蓄エッセイ。個人的に歴史にはあまり興味がなく知識も乏しいのもあって、借りるの失敗したかと思いつつなんとか読み通す。考えてみると、我々近代の人間には、名前は一つだけという常識があるが、歴史で習う人物には幼名など当たり前。名前も正確な読み方がわからない物が多いのだそうだ。最後は匿名についてで、戦前の出版での匿名とネット社会のことも。あくまでもユルイいつもの著者だった。ファンであれば。2017/11/19

きみたけ

40
著者は比較文学者で作家の小谷野敦氏。かねてから「筑前守」といった武家官位、つまり実態とは何の関係もない、律令制度下の名前を名乗る制度に関心を持ち、人名というものについて考察。前半は戦国時代や歴史上の人物の「武家官位」「氏・姓」「諱」などについて、後半は外国人の名前、匿名とは何かなど、人名について幅広く展開しています。 面白かったのは、普段は諱では呼ばないので、吉宗が大岡越前を「忠相(ただすけ)」と呼ぶのはあり得ず、本来なら「越前」。 「細川ガラシャ」は間違って定着したもので本来は「明智玉(玉子)」が正解。2021/06/12

へくとぱすかる

39
歴史上の人物の名前が、どのようにつけられたのか、という、普通の歴史の本には出てこない、一歩外側の枠からの疑問に、見事に答えてくれた本。律令時代の貴族に与えられた官職名を、武士の世の中に適用したときに生まれたズレこそが、タイトルに代表される違和感というわけ。早い話が、秀吉が「筑前守」なのは、信長が、朝廷に相談せずに勝手につけた(笑)のである。こうして官職名(モドキを含む)が、日本中に拡散、庶民の名前にまで浸透していく。私たちは明治以後の姓+名の単純な世界から見るので、日本人の名前の真の姿を知らないのだ!2015/06/18

naolog

7
図書館にて。分かりやすいようで、いかにも文系の学者だなぁ…と感じる本。体系的に話が進まずに、思いつきのように話題転換していくので困る。じゃあ体系的って何かと言われるとよく知らんけど(笑) 姓・名・諱(忌み名)の定義にもっとページを咲いたほうが面白くなると思うのは僕だけか。2023/05/23

オールド・ボリシェビク

4
2011年4月刊行。たぶん、その当時に読了しているが、もう一度。武家官位、氏名、諱、さらには外国人の名前や夫婦別姓問題のポイント、さらには匿名批評批判など、話は多方面に及ぶ。まあ、人名についてのエッセイだな。新しい発見もある。巷間言われる「細川ガラシャ」は誤り。正しくは「明智玉」とかね、2024/01/11

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