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日本人はどこへゆく―岸田秀対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791762033
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0010

内容説明

日本の愛と性、心と宗教、そして世界との関係はどうなっていくのか。多神教的な日本に、一神教の利点だけを採り入れる道はあるのか。フロイドの精神分析をもとに「唯幻論」を打ち立てた著者が、日本を代表する知性とともに21世紀を占う。

目次

生きること、考えること(池田晶子/岸田秀)
愛と性(純愛カウンセリング(岡村靖幸/岸田秀))
ニッポンの「性」はどこへゆくのか(佐藤幹夫/岸田秀)
心と宗教(「自己」という病、「近代的自我」という幻想(河合隼雄/岸田秀))
一神教vs多神教(岸田秀(浄土真宗本願寺派安芸教区広陵東組寺族部にて))
サイコセラピーと日本人(斎藤学/岸田秀)
日本人の「なぜ?」を分析する(岸田秀(聞き手:『まとりた』編集部))
世界と日本(世界共存のための条件(西垣通/岸田秀)
「金正日の呪い」を解くには(浅見定雄/西田公昭/岸田秀)
パックス・ヤポニカ(押井守/岸田秀))

著者等紹介

岸田秀[キシダシュウ]
1933年生れ。心理学者。早稲田大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

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「ものぐさ精神分析」を著し唯幻論の提唱者でもある岸田秀先生の対談集。2005年刊。青土社。一般の人には縁のない精神分析の方法論を国家や歴史にまで当てはめて、考察すると言う独自過ぎるやり方で日本の病理を斬っていきました。この方の文章を国語の教科書にでも載せたらいいのにと、若い私は思ったくらい独創的でスリリングな考え方で、続編や続々編まで飢える様に読んだ記憶が。本書ではフロイト派の著者とユング派の河合隼雄さんとの「自己」に関してのお話が面白かったです。一神教と多神教の比較の話が主軸となってます。2023/01/09

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