目次
宙から堕ちてきた天使(合田佐和子)
アリスの国へ(高橋康也)
笑い猫夢話(瀧口修造)
異貌のルネッサンス―博物学の視座から(荒俣宏)
隠された宇宙のロゴス―占星術・錬金術・曼荼羅をめぐって(前田常作;矢島文夫)
遍在する怪物―怪物論のトポス(谷川渥)
異界へのロマン(手塚治虫)
永久運動とUFOの夢(河合隼雄)
マニエリスムの現在(ルネ・ホッケ)
華麗なる没落―ウィーン世紀末の夢と現実(池内紀)
映画神話の構造(山口昌男)
著者等紹介
種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年東京池袋生まれ。東京大学独文科卒業後、編集者を経て駒沢大学講師、都立大学助教授。自由文筆業を経て、1999年まで国学院大学教授。文学・美術・映画など多岐にわたる評論で吸血鬼、悪魔、錬金術、詐欺師などを対象とする
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感想・レビュー
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苺畑序音
9
特に興味深かったのが、×合田佐和子『宙から堕ちてきた天使』 ×高橋康也『アリスの国へ』 ×ルネ・ホッケ『マニエリスムの現在』2017/02/14
koala-n
0
オカルト・秘教的な知や文学についての対談をまとめたもの。対談だから、一見気軽に読めそうなものの、その知識量に圧倒されてざっと目を通すだけでも結構苦労する。ありがたいことに、かなり詳細に脚注がついているものの、その量も膨大なものなのでこちらを読んでいるだけでも中々疲れる。しかしながら、内容はとても面白いもので、この手のテーマが好きな人間にはたまらないものがある。こういった知が勢いを持っていた70年代80年代は良い時代だったんだなぁと、現在の妙に実証的な世風から見ると変なところで羨ましくなってしまった。2013/12/23
三月★うさぎ
0
ほとんど理解できないのが悔しい。いつか「ふふーん」って読めるようになりたいなぁ・・2009/11/17