ユリイカ詩と批評 荒川弘 - 『鋼の錬金術師』完結記念特集

青土社（2010/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 261p
• 商品コード 9784791702169
• Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はるき]

　ハガレン懐かしいな！考察するのがこのシリーズの特徴ですし、理解→分解→再構築は錬金術の基本理論（笑）。なんですが、少年漫画として満喫した私にはちょっとしっくりこなかった。難しくしすぎじゃない？

2021/09/02

[赤字]

図。『超人的ユートピアへの抵抗』という項目が興味深かった。ガンダムやエヴァを具体例に出し説明をしたり、ハガレンの物語にはナチズムからのモチーフが散らばっているという展開もある。極太な少年漫画、いつかそのうち全巻揃えることにする。

2011/04/09

[てんてん(^^)/]

まさかの三宅乱丈さんとの対談に至福の時を頂きました。　評論の方は、あまりにも暗喩や寓意に囚われるのが好きではないのでもう一つだったかも。もっと作品自体に触れて欲しかった。

2011/01/06

[Mercy]

荒川弘特集。荒川弘と三宅乱丈の対談、吉川浩満の全巻解題、インタビュー、15の評論(藤本由香里、雑賀恵子、早尾貴紀、太田俊寛、入江哲朗、伊藤博明、佐藤亜紀、小泉義之、原克、中尾麻伊香、八代嘉美、藤津亮太、岩下朋世、星野太、飯田一史)。評論はそれぞれ著者の証言、マンガ学、工学、生物学、科学史、アニメ、会計学などをふまえたもので、おおむね作品の理解のたすけになる。実写化の賛否はこの本を踏まえると生産的になるだろう。これだけ多彩な評論の余地がある作品だということこそ、作品のもっともうつくしい価値だ。

2018/02/27

[カレーリーフ]

ざっと読んだ、荒川弘特集。著者インタビュー含めて、なんか、、、。残念というか。まあ著者の冷静さは作成者として当然として、なんだろう、設定の分析ばかりで、キャラたちの気持ちや性格への注目がほとんどなくて、ファン目線のものが無かったからかな。正直、とても残念だった。

2012/11/12