内容説明
さびしげな花の色にたくして武家の老女が語る若き日の淡い恋とそれにまつわる仇討ちの話。―異色の表題作ほか名手会心の七編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笑顔千両
1
藤沢周平珠玉集、それぞれ趣の違った短編作品でした。タイトルの“花のあと”は、祖母が孫に語って聞かせる自身の恋話。おばばの少女時代、許嫁が居る身で他の男に淡い恋心を抱いたが、その後男に起こる出来事・・・。密かに心を寄せていただけの男のかたき討ちをした2014/04/14
ごまままご
0
読後感の良い作品ばかり集められていてよかった。疲れた時に再読すると元気が出ます。2014/01/23
あきこ
0
人の心のなかの葛藤や喜び、悲しみはいつでも誰でも同じ。生活のほんの一瞬の心の震えが伝わってくる。恋愛ものが多かった気がする。2011/04/03