内容説明
若者に勇気を、せわしく不安な暮らしに愛を、疲れた心に安らぎを。競争社会の真っただ中から隠れた修道生活へ。祈りの日々、折にふれて綴った随想集。
目次
美しいもの(一期一会;「人生は美しいことだけを覚えていればいい」;日本人の美意識 ほか)
祈りの泉(祈りについて;洗礼と修道生活へのまねき;ミサに与るとは ほか)
日ごとの一歩(二つの光源;このステキな成長記録!;不純のすすめ? ほか)
著者等紹介
原造[ハラツクル]
1946年群馬県桐生市生まれ。1991年男子跣足カルメル修道会入会。1997年荘厳誓願宣立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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peace land
2
カトリック新聞に書評が載っていたので、読みました。 修道士が初めて本にしたとあったので、修道生活のことが書かれていると思ったのですが、修道士が見た世の中のことでした。読後感は、心がまっすぐになるようなすがすがしい気分でした。2018/05/17
もちもち
1
ひとつひとつ、日を跨ぎながら、のんびりと拝読しました。やさしい文面のなかで、自分の信仰についてゆっくりと向き合う助けとなるような、そういうあたたかさがありました。これは、急いで読むべきではないな、ゆっくり読もう…と思う本です。日本では、「愛してるよ」と言葉にする機会はとても少ないし、「愛してる」という言葉自体が熟れていない心地がするけれど。たとえ言葉の代わりの行動や仕草であっても、愛を伝えて生きたいものだと思いました。2018/08/25