内容説明
本書では「歴史組織学」の論を進め、「乱世」において、リーダー=将帥として、組織を率い、生き残る処方箋を、戦国の三天下人―織田信長・豊臣秀吉・徳川家康を中心に、三人とかかわった人々を例にあげながら、各局面におけるおのおのの対処法に、原理・原則を求めている。とりわけ、過去の凡例として「応仁の乱」にはじまる戦国時代=「大転換期」のメカニズムを角度を変えて解析し、“天下人の条件”をキーワードに所論を展開した。
目次
序章 人を使う極意
第1章 事前の原則
第2章 情報戦の秘訣
第3章 撤退の決断
第4章 経済戦略
第5章 組織の効率
第6章 逆転の法則
第7章 説得の原則
第8章 弱小組織の拡大戦略
第9章 戦略・戦術の要諦
終章 衰亡の法則
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
昭和33年(1958)、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業。同大学研究員を経て、歴史家・作家として、正しく評価されない人物・組織の復権をテーマに、著作活動を行っている。「歴史研究」編集委員
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