出版社内容情報
●新曜社の関連書籍
『 心理臨床の知恵 』 河合隼雄・大塚孝義・氏原寛・一丸藤太郎・山中康裕著 （定価1995円 2005）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀬川
1
p49「元型としての女性」人魚について。 ある種の魅力でもって男を支配してしまう。しかし、男の魂を盗むけれども、他人、男の幸福を願ったりしない。下には冷たい動物的な本能を持っているような女性。女性がイニシエーションを完成しようとして、自分自身を創っていくときに上下の部分が分かれることがある。下の部分は社会から求められる普遍的女性、上は個人的な部分。 p68「猿婿入り」日本の男性の、会社に尽くして捨てられる猿の性質と、全てを支配する父の部分と対で男の像を作っていることがよく表されている。2015/07/25
がっち
1
国際シンポジウムをとりまとめたもの。内容は、男性と女性のありかた、社会的な情景が映し出されていた。また発達心理学、障害というトッピックだった。正直、古い本なので、男女雇用機会均等法などのながれをうけて、社会的な描写を描いているのであろうが、かなり古いの参考にならず。2013/04/19
