写真叢書<br> 世紀末エロ写真館

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写真叢書
世紀末エロ写真館

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  • サイズ B6判/ページ数 161p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787270702
  • NDC分類 740.2
  • Cコード C0372

出版社内容情報

官能的で退廃的な空気が横溢する19世紀末に、レンズが封印した世界の裸体──イギリスのアリスたち、フレンチカードの艶容な微笑、肉体美を誇るドイツ娘たち、日本髪で横たわる遊女──。秘蔵の写真とともにつづる世紀末エロ文化史。

はじめに  下川耿史

1 書き割りのなかの異世界――エロ写真事始め  下川耿史
2 エロチカ資本主義  川本耕次
3 裸になる快楽――ドイツの裸体主義  岡村多佳夫
4 ヴィクトリア朝のロリータ・アート――子どもをとりまく社会現象  斉田石也

内容説明

百年前にレンズが封印した世界の裸体―イギリスのアリスたち、フレンチカードの艶容な微笑、肉体美を誇るドイツ娘たち、そして日本髪で横たわる遊女―。いま、その封印を解く。

目次

第1章 書き割りのなかの異世界―エロ写真事始め
第2章 エロチカ資本主義
第3章 裸になる快楽―ドイツの裸体主義
第4章 ヴィクトリア朝のロリータ・アート―子どもをとりまく社会現象

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

15
日本の写真の対極にあるのがドイツの写真である。例えれば、日本はドキュメント、ドイツは創作。日本は疚しさ、ドイツは開けっぴろげ。そもそも出発点が異なる。日本のモデルは金持ちが囲った半玉や女中が大半で、秘匿すべきものであったのに対し、ドイツは裸体主義の啓蒙アイテムであった。比べて惹かれるのは、当然日本製である。2020/02/22

梟をめぐる読書

10
高尚なエロティシズムの表現としてではなく、あくまで即物的なエロスの欲求に応じて撮影された19世紀末のモノクローム裸体写真を多く収める。同じ女性のヌードとはいえ、顔や胸よりもまず局部への興味を優先させる日本、小ぶりな胸をヴィーナス風にはだけさせることに腐心するフランス、全身を使った表現主義的ポージングで最早エロの情緒を突き抜けてしまったドイツなど、それぞれの章に〝お国柄〟が出ていて愉しめた。だが真打ちは四章の「ヴィクトリア朝ロリータ・アート」にあるといえ、エンジェリックな衣装に身を包み平たい胸を露出させた幼2013/05/06

いっちょかみ

0
主に19世紀末頃カメラが急速に普及しだした頃の、ぎこちない日本、芸術的なフランス、HENTAIドイツのエロ写真。あと大きな声では言えませんがイギリスのロリータ写真も載ってます。2013/03/04

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