情報は誰のものか?

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情報は誰のものか?

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787232328
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

デジタルメディアの普及とネットワーク環境の整備は公私の境界を消し去り、著作権の容易な侵害とともに、「自由文化」を創造する可能性が生まれた。公有/共有/私有の枠組みを超えて消費される情報のコントロールモデルとそれに適した著作権の行使を提唱する。

第1章 デジタルとネットワーク環境下の著作権制度のあり方  荒竹純一
 1 著作権法が前提とする著作権ビジネスの基本
 2 デジタル化・ネットワーク化が著作権が変える著作権ビジネス
 3 デジタル環境と著作権
 4 ネットワーク環境と著作権
 5 権利の救済――差し止め請求の名宛人となりうる者の範囲の拡張

第2章 ネットワーク上の情報は誰のものか?  芹澤英明
 1 現代アメリカ法理論における「財産権」概念の再検討
 2 「情報」の社会的側面に対する法的規整の性格
 3 情報コモンズ(Information Commons)の法理論
 4 情報は「誰の」ものか?――財産権理論の役割について

第3章 自由か制限か――知的財産権の現在  小倉秀夫
 1 知的財産権
 2 「情報の流通」と知的財産権
 3 「情報」の具現化と知的財産法
 4 「商品の流通」と知的財産権
 5 「情報インフラ」と知的財産法

第4章 ウェブ上の著作権管理  林紘一郎
 1 デジタル時代の著作権
 2 他人の著作物をウェブ上で利用(使用)する場合
 3 他人の著作物にリンクを張る場合
 4 自己の著作物「着メロ」と「着うた」
 3 日米の音楽配信ビジネスに対する考え方の相違
 4 プロダクションと音楽出版者の姿勢
 5 音楽配信における契約上の諸問題
 6 今後の課題

第8章 図書館とデジタル情報資料  山本順一
 1 「図書館」概念は歴史とともに変化する
 2 図書館は著作権制度上の「聖域」だった
 3 図書館と現行著作権法との関係
 4 デジタルネットワーク時代の図書館と著作権
 5 公共性の高度化をめざして

内容説明

デジタルメディアの普及とネットワーク環境の整備は公私の境界を消し去り、著作権の容易な侵害とともに、「自由文化」を創造する可能性をも生み出した。公有/共有/私有の枠組みを超えて消費される情報のコントロールモデルと、それに適した著作権の行使を提唱する。

目次

第1章 デジタルとネットワーク環境下の著作権制度のあり方
第2章 ネットワーク上の情報は誰のものか?
第3章 自由か制限か―知的財産権の現在
第4章 ウェブ上の著作権管理
第5章 これからのコンテンツビジネス
第6章 デジタル化と出版文化
第7章 ネットワーク時代の音楽著作権ビジネスの現状とその課題
第8章 図書館とデジタル情報資料