内容説明
先人の教え・志に学ぶ商人に贈る理想の生き方。未発表原稿収録、１５編の読書余滴。
目次
古典のなかの商人たち―アラビアンナイト
新しい神のセールスマン―パウロ
ベーコンの処世術―フランシス・ベーコン
ユートピアの社会―トーマス・モア
「商禅一如」を考える―道元
「死ぬ」という覚悟の経営―『日暮硯』
今日読む武士道の書―『葉隠』
わが生きる道―岡田徹
やりとげてから―水戸黄門
アメリカ人の手本―ベンジャミン・フランクリン
人生のページをめくる―ロバート・オーエン
生活を守る店―毛沢東
夢に生きた大商人―シュリーマン
居酒屋の少年―コロンブス
原点に還れ―ジャン・ジャック・ルソー
著者等紹介
倉本長治［クラモトチョウジ］
明治３２年（１８９９）東京生まれ。元禄時代からの菓子商の家に育つ。幼少の頃から小売商に興味を抱き、若くして雑誌『商店界』編集長、同主筆を務める。戦後、全国の旧愛読者の絶大な厚意と支持により、昭和２３年『商業界』創刊。その主幹に迎えられ、昭和２６年２月第１回商業界ゼミナールを開催。「店は客のためにある」を信条として、正しい商いの道を広めることに生涯を捧げた功労により、藍綬褒章、勲五等双光旭日章受章。昭和５７年（１９８２）１月２９日、８３歳で他界
倉本初夫［クラモトハツオ］
（株）商業界主幹。１９４４年東京大学文学部卒業。一貫して真商人道の普及と商業の地位の向上を提唱。商業界および商業界ゼミナールの創始者・倉本長治の跡を継いで、商業界ゼミナールをはじめ各種の講演と執筆活動に従事。あわせて、二世経営者の育成グループであるスパークルを主宰する。また、中国商業文化研究所特別会会員として中国の流通業の近代化に尽力。日中の民間交流を進めてきた。近年は「農商一如」を提唱し、農業者の連帯活動に力を注いでいる。（財）食糧農商交流協会理事長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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