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内容説明
著者の堀利和は静岡市の小学校入学前、スティーブンジョンソン病という難病になり、その後遺症で弱視になったため、静岡盲学校に転校する。その後、東京教育大学付属盲学校に転入し、そこから明治学院大学に進学する。卒業後、保育園の産休補助の保父、養護学校のスクールバスの添乗員、点字講習会の講師として働く。そして参議院議員を12年間務める。現在、障害のある人ない人が共に対等平等に働く事業所づくりをしているNPO法人共同連の代表。さまざまな障害者運動や地域の活動にかかわりながら、労働力の商品化・市場経済を前提とする現在の「市民社会」を変革するための問題提起を精力的に展開している。本書に収録したさまざまな論考は、この間の著者の発言集。「市民社会」から「共民社会」へという構想の多様な素材をそこから読み取ることができるでしょう。
目次
「共民社会」へのイマジン
第1部 障害者か健常者か、それが問題だ!(共生;共働;共学;共飲)
第2部 コラム ザ・障害者(影から光が見えてくる;世界に類のない日本の盲人史;日常の羅針盤;世の中の現象学 ほか)
書評 堀利和著『アソシエーションの政治・経済学』(評者・鈴木岳)
理論と実践からのオルタナティブな視座
著者等紹介
堀利和[ホリトシカズ]
小学校4年生の時、清水小学校から静岡盲学校小学部に転校、東京教育大学附属盲学校高等部、明治学院大学、日本社会事業学校卒。参議院議員二期(社会党、民主党)。立教大学兼任講師。現在、特定非営利活動法人共同連代表。『季刊福祉労働』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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