内容説明
研究者として体験した「20歳の自己革命」から一貫して学問領域での発言・行動に重きを置き続けてきた論考から厳選した知の実践。国民と国家、国家と国際社会、学問と戦争を考える観念の底流に「人間の本質」という新たな問題を見出す。
目次
第1部 学問論の使命(二〇歳の自己革命―一九六九年前後;学問論の構築へ向けて;学問するノンセクト・ラディカルズ;戦争と学問―満鉄時代における政治的葛藤と文化的葛藤の差異;新たな科学論の構築へ向けて―フクシマ以後における;人間学的“学問の自由”を求めて―軍産官学連携への警鐘;フォースとヴァイオレンス―“支配の暴力”と“解放の抗力”)
第2部 知の行動圏域(学問における自立空間を求めて―一九七〇年前後;学問の道を歩む)
著者等紹介
石塚正英[イシズカマサヒデ]
1949年、新潟県上越市(旧高田市)に生まれる。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学、同研究科哲学専攻論文博士(文学)1982年~、立正大学、専修大学、明治大学、中央大学、東京電機大学(専任)歴任/担当講座(内容):歴史理論、比較民俗学、史的情報社会論、複合科学的身体論、技術者倫理。2008年~、NPO法人頸城野郷土資料室(新潟県知事認証)理事長/事務所:上越市仲町6丁目大鋸町ますや/資料室:上越市御殿山町アトリウム御殿山(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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