フェティシズム―通奏低音

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フェティシズム―通奏低音

  • 石塚 正英【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 社会評論社(2014/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784515240
  • NDC分類 309.02
  • Cコード C0030

内容説明

“フェティシズム”とは、神と人間(信徒)との間の“創造・被創造”および両者の地位をめぐる転倒現象をさしている。この語をやがてマルクスは経済学に応用し、デュルケムは社会学に、フロイトは精神分析学に、それぞれ応用するようになった。そのように多様な使用方法のあるフェティシズムを、本選集では先史の精神(母権・神話・儀礼など)から現代思想(ロボティズム・近代の超克・アソシアシオン・フクシマ以後の科学論ほか)までの分析に応用している。

目次

フェティシズムと現代思想―私のフェティシズム研究史
ピエ・フェティシズム―ド・ブロスとフロイトの峻別
ラテン語訳旧約聖書におけるpilosusの解釈をめぐって
フォイエルバッハの現代性―Sache(事象)とBild(形像)との関係をめぐって
フォイエルバッハとフェティシズム
聖書の神話的解釈とフェティシズム―シュトラウスを論じてフォイエルバッハに及ぶ
キリスト教のなかの原初的信仰―マルクスを論じてフォイエルバッハにおよぶ
マルクスの原始フェティシズム理解―ド・ブロス著『フェティシュ諸神の崇拝』(一七六〇)摘要“一八四二春”の解明
フェティシズム、または演出される自己同一
フェティシズム、あるいは変容する身体観
性道徳のフェティシズム―近親婚タブー発生に関する諸学説を手がかりに
シャルル・ド・ブロスとその時代

著者等紹介

石塚正英[イシズカマサヒデ]
1949年、新潟県高田市(現上越市)生まれ。最終学歴:1981年3月、立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。最終学位:2001年2月、フェティシズム研究で博士(文学)取得(立正大学大学院文学研究科哲学専攻)。専門分野:歴史知学、社会思想史、比較文明論。現職:東京電機大学理工学部教授、NPO法人頚城野郷土資料室理事長。これまでに非常勤講師として、立正大学、関東学院大学、専修大学、明治大学、中央大学などで社会思想史、西洋思想史ほかを講義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まあい

1
これは面白い。フロイト的な意味での「フェティシズム」は、比較宗教学での当初の意味からズレている。ド・ブロスによる最初の用法では、フェティシズムは「代理」ではないのだ。フェティシズムにおいて「フェティシュ(神)は人(信徒)によってその地位に選定される。フェティシュ(神)は生物・無生物そのものであって、不可視の神霊の代理や偶像などではない。可視のものであって、互換の範囲にある。フェティシュ(神)は人(信徒)を災難から護るべきであり、それができなくなれば打ち叩かれたり殺されたりする」(p.30)。 2017/06/29

ゆうき

0
フェティシズムだけで全てを分析するのは無理があるような。2014/11/07

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