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内容説明
本書は、既発表のものと、新たに書き下したものから構成されるが、プロローグとエピローグに明らかなように、一定の問題意識のもとに体系的に編集されている。それは、弁証法・弁証法的方法の解説になっているのと併せて、ポレーミックの書でもあり、同時に弁証法の入門書となってもいると確信する。すぐれた意味での入門書とは、個別の問題の分析のなかに、弁証法が、いかに生かされ、媒介適用されているかによると、著者は考えるからである。
目次
1 弁証法は有効性をとり戻しうるか
2 スターリン「哲学」批評と三浦つとむ―続・弁証法は有効性をとり戻しうるか
3 弁証法の復権―中間的なもの、偶然と必然
4 マルクス主義と道徳論―否定の否定の実践
5 レーニン「哲学」の検討―併せていいだもも、不破哲三ほかの批判
エピローグ いま、なぜ三浦つとむか