内容説明
沖縄戦をぬきに沖縄を語ることはできない。「集団自決」がおこったガマの中でわたしたちは誰の声を聴くのか。
目次
はじめに 友軍とガマ―沖縄戦の記憶
1 戦後世代が沖縄戦の当事者となる試み―沖縄戦地域史研究の変遷、「集団自決」、「強制的集団自殺」
2 座間味島の「集団自決」―ジェンダーの視点から(試論)
3 「ひめゆり」をめぐる語りのはじまり
4 ハンセン病患者の沖縄戦
5 日本軍の防諜対策とその帰結としての住民スパイ視
著者等紹介
屋嘉比収[ヤカビオサム]
1957年生まれ。沖縄大学法経学部准教授。近代日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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