日本の美術 〈no.463〉 酒井抱一と江戸琳派の美学 小林忠

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日本の美術 〈no.463〉 酒井抱一と江戸琳派の美学 小林忠

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  • サイズ B5変判/ページ数 97p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784784334636
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C9471

出版社内容情報

抱一が立役者となった江戸琳派は、様々な主題や作風に機敏に対処し得る
柔軟性を備える。古く伝統的な和歌の雅に比せられる京琳派に対し、江戸琳派
は新興の俳諧のように、余情を愛する世俗的な親しさにおいて独自性を主張
する。本号では江戸琳派の生成と発展の過程を歴史的に見通し、江戸琳派の
美学、京琳派と異なる造形の内実を問い直す。

【主要目次】
■京琳派と江戸琳派―序にかえて

■江戸琳派史
・琳派の江戸移植とその時代背景
・抱一以前の江戸の琳派
・抱一とその門流
・中村芳中と江戸下向

■江戸琳派の美学
・琳派正譎論
・江戸琳派の諸派兼学
・江戸琳派の俳諧的抒情と通俗性
・江戸琳派の金と銀―其一筆「白椿・芒野図」の場合
・琳派の“生々流転”

・参考文献
・図版目録

■特別寄稿
・原羊遊斎と江戸琳派の蒔絵(小林祐子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

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j021、琳派というのは「どういうわけか百年に一度くらい、二人ずつ出る」と言われていて大変面白かったので出来ればそれに触れていてくれると嬉しかったものの、まあ、金持ってて実家の地位が高いからかどうも絵の具の質が高いとか、わりとコネであっさりと藩主たちとつながりが出来るとか、なかなか見慣れない経歴が並んでいて楽しくないでもないですね。しかしよくよく考えてみればあのきらっきらの琳派の絵を描くのに元手がなきゃ無理というのは…見ればわかるよな。貧しい芸術家こそが尊い的なマウントも仄見えないでもなく、しょうもない。2019/02/21

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