内容説明
柔らかに溢れかえるイメージと、弾力に富む思想を充填した言葉で、戦後詩の領土を確実におしひろげた詩人の、批評とポイエーシス、うたげと孤心、伝統と近代、そして光と闇、これら二つの世界を貫いて現れる鋭利で多様な詩が、言葉の識閾を越えて放つ永遠の光彩。
目次
『記憶と現在』1956
「水底吹笛(初期詩篇)」1947‐1952
「転調するラヴ・ソング」1954‐1959
『わが詩と真実』1962
「物語の人々」1954‐1959
「声のパノラマ」1956
「水の生理」1960‐1967
「献呈詩集」1957‐1967
「わが夜のいきものたち」1961‐1967
『彼女の薫る肉体』1971〔ほか〕