現代詩文庫<br> 谷川雁詩集

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現代詩文庫
谷川雁詩集

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783707011
  • NDC分類 911.56

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yusuke Oga

18
ぞくぞくするほどイメージが鮮烈でかつ強烈で、書き出しの瞬発力というか、どのような手探りも、ためらいもなく、既にもう谷川雁の詩という世界が読む前から(!?)現前してしまっていて、読み手はどのような猶予もなくその熱いものを受けとめるしかない。それほどに動かしがたく確固たる汗臭さ。迸ってる。読んでいると、何かが理由もなくこみ上げて来る。詩なんて微々たるものが社会に実際的に働きかけ、人を動かし、この目に見える世界を僅かでもぐらつかせていたのだと思うと、恐ろしい。詩論は難しすぎてまったく歯が立たなかった・・・笑2014/07/25

gu

5
「象をころせ 獅子をころせ/しきりに水を飲む物語がはじまった/納屋の古い塩をとかして海をつくった」(『破船』)『原点が存在する』を読もうと思って買った詩集だが、強く印象に残ったのはこの一節だった。2020/08/05

misui

5
きわめて象徴的で難解な詩で、昔はわからないなりに好きだったが今読むとつらいものがある。これは「けだし詩とは留保なしのイエスか、しからずんば痛烈なノウでなければならぬ」という激越な姿勢からくるもので、そこに政治性を読み解くなどということは好事家がやればいいとして、意味を読み取るのが困難なほど極端に追い詰められた言葉を追いかけながら、彼方の世界を垣間見るのがいいだろう。あと田舎を持ち上げるのにはシンパシーを感じる。自分も田舎者なので。2014/04/20

3
図書館で借りて読んだら、最後五ページほどがなかったけどまあいいや2017/11/06

sk

1
メタファーと身体と社会と2011/01/23

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