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よりみちパン!セ
この世でいちばん大事な「カネ」の話

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781690445
  • NDC分類 K726
  • Cコード C0095

出版社内容情報



西原理恵子[サイバラリエコ]
著・文・その他

内容説明

どん底の時代に喝を入れる、サイバラ流、異色の経済書。中学生以上すべての人。

目次

第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。(「カネ」はいつも、魚の匂いがした;新しい町、新しい「お父さん」 ほか)
第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。(高校を退学になった女の子;「お前は世界でいちばんいい子だ」 ほか)
第3章 ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。(マンション一室、買えました;ギャンブルの師匠、銀玉親方登場 ほか)
第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。(「カネのハナシ」って下品なの?;育った町の、それぞれの「ぼくんち」 ほか)
第5章 外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。(人ひとり殺すと、いくらですか?;スモーキーマウンテンの子どもたち ほか)

著者等紹介

西原理恵子[サイバラリエコ]
1964年、高知県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中の88年に「週刊ヤングサンデー」にて『ちくろ幼稚園』を連載、漫画家としてデビュー。97年に『ぼくんち』(小学館)で文藝春秋漫画賞、2004年に『毎日かあさんカニ母編』(毎日新聞社)で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、05年に『毎日かあさん』(毎日新聞社)『上京ものがたり』(小学館)で手塚治虫文化賞短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

15
総ルビなので?だったのですが、この本中学生くらいを対象に書かれたそうです。西原さんの生い立ちは色々読んでるんですが、この本も彼女の立ち位置の原点と言える幼少期の話から始まっています。お金を通して大人になること、働くことを彼女なりの言葉で綴った秀作だと思いました。中学生は勿論、訳の分からん自分探しをしているような大人にも読んでほしい一冊でした。2017/10/07

りこ

10
相変わらずの西原節。今まで読んできたサイバラの本に切れ切れが書かれて来た自身の生い立ちや生きざまの事がよく解る。やっぱり強いなぁ。ここまで行くと尊敬します。2015/04/20

もりけい

7
貧困から脱出は簡単ではない。自分の努力と才能もさることながら、母親が虎の子の貯金を出すところが泣けてくる。ただマンガで成功して順風満帆に見えても、仕事のネタのためにギャンブルやFXに手を出し、幼少期のカネの大切さがあまり体にしみついてないのが不思議なところ。2015/05/31

伊坂光代

5
貧しい幼少時代の体験と自分が上京して自活した時の体験からお金と稼ぐってどういうことか語っていて、直球だけど分かりやすかった。 とにかく自分で稼いで暮らしていけることは幸せで人間の基本なのだということかな。 専業主婦なのでちょっと胸が痛みました。(耳ではない)出来ることを始めてみようか。2014/01/16

Machida Hiroshi

4
本書は著者が子供たちに読んで欲しいと願って書いた本だそうです。「毎日かあさん」の著者ですが、これはエッセイというか自伝で漫画ではありません。 それにしても壮絶な人生です。多分、自分はもっと酷かったという人もいるでしょうけど、僕は自分が何と恵まれていたのだろうと思い知りました。それはともかく、本書を読むと、貧乏は、いやおうなく人を犯罪や暴力に近づけてしまうことが良く判ります。また貧困・暴力は次世代に連鎖しやすいことも判ります。現在の日本の状況をかんがみるとこれからの子供たちの将来に絶望的な気持ちになります。2016/01/07

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