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史上最大の経済改革“明治維新”

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781610580
  • NDC分類 332.106
  • Cコード C0021

出版社内容情報



武田知弘[タケダトモヒロ]
著・文・その他

目次

第1章 近代国家の建設資金はどうやって捻出したのか
第2章 明治維新は究極の規制緩和
第3章 日本改造プロジェクト“民部省改正掛”とは?
第4章 明治時代は「超高度成長」だった!
第5章 新政府を悩ませた贋金、インフレ、金流出
第6章 “天才財政家”松方正義と日本銀行
第7章 高橋是清、資金調達の戦い

著者等紹介

武田知弘[タケダトモヒロ]
1967年生まれ、福岡県出身。西南学院大学経済学部中退。1991年大蔵省に入省し、日本経済の現場を見て回る。大蔵省退官後、出版社勤務などを経て、フリーライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

detu

19
図書館渋沢栄一コーナーより。明治維新というと戊辰戦争など武力討伐ばかり見ていた。問題は政権交代後の政権運営で、とにもかくにも財政であった。無一文、いや借金まみれの新明治政府。知らなかったことが多い。殖産近代化、鉄道電信インフラ整備、貿易、貨幣制度安定、金融など問題山積。人物も傑出。今の日本があるのは先人偉人のおかげ賜物。凄いと感じた。政治・経済・文化・芸能、明治時代、とにかく知らないことだらけで興味は湧くばかり。2021/02/25

木ハムしっぽ

7
『坂の上の雲』など、明治期の英雄を追う歴史小説も面白いが、本書は経済で明治維新を読み解き、現実味を持ってその実態を理解させてくれる。例えば、版籍奉還、地租改正、金本位制など。印象的だったのは、日清戦争までの軍事費は酒税と砂糖税だけで賄っていたこと。日清戦争では外国債を発行せず(外国に借金せず)勝利したからこそ、賠償金をすべて日本が手にする事ができ、日露戦争勝利に繋がる軍備増強を成し得た。それらを主導したのは松方正義。覚えておきたい明治期の英雄を発見できました。作家・武田知弘も覚えておきたい。2021/06/05

kohe

2
経済史版 坂の上の雲。 渋沢栄一、松方正義など、教科書などでは大きく取り上げられることのない人物にスポットが当たっていて、歴史が好きな人にはとても面白いと思う。「大事をなそうとするときに、途中で動揺するとそれは成し遂げられない」この言葉好き2014/01/06

Riki

1
地租改正、なんとなく記憶のある言葉だったが史上最大の農地解放、明治維新の究極の規制緩和であったこと理解。それによって農業所得が爆発的に増加。いつの時代も政府の規制が役に立ったことはないのではないか。 鉄道建設が産業の急発展を促した事実は仕事柄嬉しい。 薩摩、長州が贋金で藩の財政を支え、あの坂本龍馬を土佐藩を説得した事実は新鮮。 次は坂の上の雲かな。2018/09/10

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