出版社内容情報
中国・後漢時代。朝廷の腐敗が進み、人々は民衆を顧みない悪政に苦しみあえいでいた。 漢王朝の末裔・劉備は、関羽・張飛と共に、漢王朝の再建を掲げ、逆賊がはびこり、 反乱の絶えない天下を鎮るために立ち上がる──。 約1世紀にわたり、中国で繰り広げられた三国時代の戦いと、豪傑たちの生き様を描いた、 中国四大奇書のひとつを漫画化。
内容説明
中国・後漢時代。朝廷の腐敗が進み、人々は民衆を顧みない悪政に苦しみあえいでいた。漢王朝の末裔・劉備は、関羽・張飛と共に、漢王朝の再建を掲げ、逆賊がはびこり、反乱の絶えない天下を鎮るために立ち上がる―。約１世紀にわたり、中国で繰り広げられた三国時代の戦いと、豪傑たちの生き様を描いた、中国四大奇書のひとつを漫画化。
目次
開幕
黄巾の乱
虎宋関の戦い
官渡の戦い
三顧の礼
赤壁の戦い
荊州争奪戦
長沙の老将
鳳雛の仕官
西涼の勇者
蜀侵攻
漢中攻防
関羽奮迅
夷陵の戦い
出師の表
五丈原の戦い
司馬一族の台頭
終幕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
46
漫画三国志を1巻から60巻この1冊にまとめた感じちょと荒いけどやっぱり面白い。2019/06/20
えっくん
25
★★★★☆三国志といえば、赤壁の戦い、三顧の礼、泣いて馬謖を斬るといった断片的な知識しか無く、いつかこの壮大なストーリーを小説で読破してみたいと思っていますが、その前に予備知識の習得という目的で本書を読んでみました。登場人物の多さは苦労しましたが、大体の流れを掴めました。裏切り、計略など騙し騙されの容赦なき闘いぶりには圧倒されました。原作はもっとスケールが大きいとは思いますが、この本を読んだ限りの第一印象では仁義溢れる関羽の生き様がお気に入りです。諸葛孔明がいながら何故蜀は勝者になれなかったのでしょうか。2017/05/29
ユーユーテイン
24
黄巾の乱から、西暦280年に司馬炎が晋を建国して、中国を統一するまでの、魏・呉・蜀三国の活躍を描いた物語。漢の高祖劉邦と同じく徳がある劉備。その元に集まった、関羽、張飛、趙雲、そして孔明。劉備をつぶそうと狙う、才能あるうえに獰猛な曹操。南の大国を率いる孫権と知将周瑜。英雄たちがしのぎを削り合い、国を打ち建てるものの、一人また一人と舞台から退場してゆく。栄えたものも儚く消えてゆくのが世の定めだが、天下の覇を競って熱く生きた人々の姿は、現代の我々にも輝いて見える。周瑜の活躍と無念の死が、印象に残った。 2014/11/10
mitsu44
15
三国志演義をマンガにしたもの。横山三国志(全部読んだかは不明)や陳舜臣の曹操は昔読みましたが、だいぶ話忘れてました。 やはり短く話の大筋を掴むには良いシリーズですね2019/03/24
白義
10
ダイジェスト＆ダイジェスト＆ダイジェスト。いかにイベントを詰め込みつつ端折れるところは端折っていくかという涙ぐましい努力が伺える。赤壁や三顧の礼など孔明を中心に印象に残るシーンはしっかり漫画化されてはいるが、「そこを文字で済ませるの！？」と思うようなところもしばしば。とはいえ、原作の分厚さを考えれば無理も無い話ではある。横山光輝三国志でも長すぎるし入門するには時間短縮して済ませたい、という人にはいい本なのだがそうでもない限りはまあ確実に横山光輝版をじっくり読んでいった方がわかりやすいのは間違いないであろう2018/11/23
