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内容説明
3.11から10年、いま重みを持つ未来への「伝言」。
目次
第1章 福島に東京の原発がやってくる
第2章 ぶらさげられた「アメ」
第3章 地元住民、反旗を掲げる
第4章 似て非なる「公聴会」
第5章 周辺住民、「巨象」に挑む
第6章 スリーマイル島事故は影を落としたか
第7章 司法の「厚い壁」
第8章 そして福島原発は爆発した
著者等紹介
松谷彰夫[マツタニアキオ]
1947年、福島に生まれる。高校3年で洗礼を受け、キリスト教徒に。東北大学文学部を卒業し、同大学院文学研究科修了。福島県内各地の県立高校(倫理、世界史)に勤務。退職後は、県立学校退職教職員の会、同9条の会に加わる。福島生業訴訟原告(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
22
国策として原発建設を推進しようとした勢力がどのようなことを主張し何をしてきたのか。また原発県連を中心に反対運動をしてきた人たちが何を訴えどう行動してきたのかをまとめています。東電、福島県、自民党政権下にある通産省などがスクラムを組んで推し進めてきた原発建設を止めるのは至難の技ではなかったか、じわじわと追い込まれる反対派の焦燥感が伝わってきました。福島第二原発訴訟で、当時の推進論者が少しでも耳を傾けていれば、その後の3.11や原発事故による悲惨な状態は生み出されなかった、そう思うととても残念です。2021/04/16