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目次
1章 システム理論
2章 システムという問題―「システムによる構成」から「システムの発生」へ
3章 ルーマン理論におけるメディア概念のモデル転換
4章 基礎的概念規定―形式・メディア・シンボルによって一般化されたメディア
5章 フレーム選択モデル
6章 社会学理論における総合の諸問題―システム理論と行為理論
著者等紹介
高橋顕也[タカハシアキナリ]
大阪医科大学医学部非常勤講師等。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程修了。博士(人間・環境学)(2014)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
5
ルーマンのシステム論をその形式の論理によって簡潔にまとめあげ、なおかつフレーム選択モデルという別の理論との相補的関係を論じるという凄まじい荒業をわずか100頁足らずでやってのけている驚天動地の業績。長岡本を読みながら「なんでこんなに長ったらしいんだ」と苦労して読んだし、佐藤本や三上本は論点が飛びまくるのに素っ気なさ過ぎて分かった気になれないし、大黒本はなんでそんなにトロント学派を持ち上げるのか全然わからんし、馬場本にいたってはポストモダンの文脈が回顧しづらいという、散々な読書体験が本書によって一掃された。2023/02/12