フィギュール彩<br> “男”の落語評論

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フィギュール彩
“男”の落語評論

  • 稲田 和浩【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779170713
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0376

出版社内容情報

《男目線》の落語評論があったっていいじゃねぇか!



落語てなぁ、江戸の富裕な町人の「男文化」のなかで生まれ、

昭和の頃だって寄席では男客が多かった。

いまじゃ女性客のほうが多いが。いけないなんて言いません。

現代文化は女性が作る。



そんなことは百も承知。

落語の噺に関しては、だいたいの作品が男目線で

作られている。

男が作って男が演じ、男とわずかな女性が

聴いていたんだから、しょうがねえや。

それをいまの女性客に受けるように演じるのも

噺家の技だ。



女性にも面白い古典落語を穿ったアングルで論じてみらぁ。



落語評論の目的を次の3つとする。

(1)「落語をひろく世間一般に知らしめる」

(2)「落語家の芸の向上を促す」

(3)「評論を通じて自己表現を行う」。



要するに評論に自らの主張を入れてゆく。

さらには、落語評論を書くうえで留意すべきことは

「落語界のためになる」評論を書くこと、という意見。

五代目柳家つばめは『落語の世界』『創作落語論』の

なかで落語評論について述べている。

いずれも四十年前の本だ。

つばめは当時の演芸評論家たちに

「落語界のためになる評論をして欲しい」と言っている。

「皆が、よいと思っていたものを褒めるだけなら、

それは評判であって、評論というほどのもの

じゃないだろうと思う。「見識が欲しい」とも言う。

そこが重要だ。



「一般の人が見えない、何かを、評論家の優れた

洞察力によって大衆の前にむき出してみせる。

これが値打ちではないだろうか」



落語評論のキモはこれに尽きる。

【内容】

(1章)仕事

(2章)戦い

(3章)女

(4章)死

稲田 和浩[イナダ カズヒロ]
いなだ・かずひろ
1960 年東京生まれ。演芸作家、評論家。
日大芸術学部卒業。雑誌記者、ライターを経て
1986 年より作家活動。
演芸台本、邦楽の作詞、演出も手がける。
日本脚本家連盟、日本放送作家協会所属。
民族芸能を守る会相談役。
著書に
『食べる落語』『恋する落語』『はたらく落語』
(教育評論社)、
『落語が教えてくれる生活の知恵30』(明治書院)、
『浪曲論』(彩流社)、
共著に『5人の落語家が語るザ・前座修業』
(NHK出版協会)、
『落語の黄金時代』(三省堂)他多数がある。

内容説明

「男目線」の落語評論があったっていいじゃねぇか!落語てなぁ、江戸の富裕な町人の「男文化」のなかで生まれ、昭和の頃だって寄席では男客が多かった。いまじゃ女性客のほうが多いが、いけないなんて言いません。現代文化は女性がつくる。そんなことは百も承知。落語の噺に関しては、だいたいの作品が男目線で作られている。男が作って男が演じ、男とわずかな女性が聴いていたんだから、しょうがねえや。それをいまの女性客に受けるように演じるのも噺家の技だ。女性にも面白い古典落語を穿ったアングルで論じてみらぁ!

目次

第1章 仕事
第2章 戦い
第3章 女をめぐって
第4章 死

著者等紹介

稲田和浩[イナダカズヒロ]
1960年東京生まれ。演芸作家、評論家。日本大学藝術学部卒業。雑誌記者、ライターを経て1986年より作家活動。演芸台本、邦楽の作詞、演出も手がける。日本脚本家連盟、日本放送作家協会所属。民族芸能を守る会相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。