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内容説明
父親の遺言で11歳の時に異母兄弟のいるイタリアの名家、ダビアーノ家に引き取られた緒方みつきは、家族らしい温かさと無縁の生活を送っていた。優しくしてくれるのは次兄のフェルディナンドだけ。みつきはいつしかフェルディナンドに恋心を抱いていた。けれど偶然、遺産相続の為に彼がずっと我慢してみつきの相手をしていたことを耳にしてしまう。従姉の勧めもあり、みつきは日本への帰国を決意するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
34
★★★☆☆。イラスト買い。のっけから攻めの溺愛は全開なので安心して読めました。受けの純粋さでトラブルに巻き込まれる王道展開ですが、いくら純粋でもそれは気付くだろ、と突っ込みたい気持ちに。ま、純粋だからこそ、攻めとの秘密の行為も成り立つ訳ですが…。トラウザーズを脱がなかった攻めの忍耐力に拍手。Cielさんのイラストも美しいし、エロも甘さもあって楽しかったです。2015/05/12
nono
16
BL。イタリアの異母兄弟に引き取られた日系の仕立て屋志望の末っ子。イタリアの名家って設定で裏社会の話だとばかり^^単なる格式のある家の次男による溺愛もの。相手の全てを支配したい溺愛は苦手だと再確認。甘やかしたい攻に駄目にされそうな受のぐるぐる思考がちょっと辛い。この作者様、以前の日本情緒漂う作風は何処に^^軽目に読了。2017/02/23
リリー
14
確かにバンビーノが愛に溺れてました☆唯一の肉親の母を亡くし、施設で育ったみつき。11歳の時、異母兄だというフェルディナントがイタリアから迎えに来て立場が一転。名門一家の異母兄姉にこれでもかと溺愛されつつも、箱入りすぎて愛され方が異常ってことすら気づかないみつきがキングオブあほの子\(^o^)/なのに作品全体の雰囲気はなぜか知的で、品位を保っているあたりさすがの筆力です。みつきがいい感じに反抗期っぽいというか、甘やかされた子ども感がリアルで、自己陶酔型のヒロイン受でないのが良かったのかも。2015/08/04
たぬあつき
12
初読み作家さんです。表紙の雰囲気から、これはあまあまなんだろうな~と期待しながら読み進めました。とてもとても、良い甘やかし!過保護過ぎやしないかい…?と途中不安にもなりましたが、あぁそういえばお兄さんイタリア人や…!と思い出し、これくらいの愛も日常茶飯事なのかな?とこちらが惚けつつ。(笑)長兄・お姉さんの冷たさもさほど感じなかったので、きっと受ちゃんの感じ方があれれなだけなんだろうな~と、暗くならず読めたのもよかったです。少年期の「お手伝い」には若干開いた口が塞がりませんでしたが…!面白かったです!2015/06/07
りんご☆
8
読了2016/07/31