内容説明
ある日の午後、リルはカフェで人々が目に見えぬ“何か”に襲われて、次々に脊柱を折って死亡してしまう凄惨な事件に直面する。事件現場にいた友人の由加にはその“何か”は見えていなかったのだが、リルにはその“何か”が、なぜか物質として見えていた。幼い頃に亡くなった父親の死因とも結びつく“何か”による人々の死、リルをつけねらう組織からの魔手、不思議な少年セカイたちとの出会いなどを経て、大きな謎に挑んでいく。
著者等紹介
穂篠一[ホシノハジメ]
東京都生まれ。公務員、出版社勤務を経て、フリーランスのライター、編集、デザインに従事。オール讀物推理小説新人賞最終候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サキイカスルメ
5
えーと、ちょっとよくわからなかったですね……。目の前で教授が死んだ際、他の人には見えない何かを見たリルがその謎と自分の父親の死の謎に迫っていく話、だと思っていたら少し違ったかもです。美少年セカイが、もっと出てくるのかと思ったら出番少なかったですね。専門用語や難しい言葉のオンパレードでついていけてないなと感じていて、最後に突如リルが語りだしてなんとなくわかったようなわからなかったような。結局セカイは何だったのかな。最後もなぜリルは助かったのかわからず、モヤモヤとした気持ちの残るお話でした。2015/02/09