出版社内容情報
「VST」とは「Stenberg社」が1996年に開発、発表した、音楽制作ソフト上で動く「エフェクタ」や「デジタル楽器」などの「ソフト規格」です。
現在では、事実上、音楽制作ソフトの「標準規格」となっています。
本書は、この「VST規格」に基づいて、「音楽制作ソフト」上で動く「プラグイン・ソフト」(「エフェクタ」や「シンセサイザ」など)を作る方法について解説したものです。
ただし、「動く」だけでなく、「デジタル楽器」(モノフォニック・シンセサイザ)として動くものを作り、それを「リリース版」として「公開する手順」まで説明しています。
開発に使うのは、「Windows10」(64bit)と、プログラム開発するのに充分な機能があり、Windows上での開発によく使われる統合開発環境「Visual Studio 2019 Community」です。
言語は「C/C++言語」を使います。
内容説明
本書は、「VST」という規格に基づいて、「音楽制作ソフト」上で「トレモロ・エフェクタ」や「モノフォニック・シンセサイザ」として動作する「プラグイン」を作る方法について記述しています。
目次
第1章 「VST」とは
第2章 「VST」作成の準備
第3章 はじめての「VSTプラグイン」作成
第4章 「エフェクタ」として動く「VSTプラグイン」の作成
第5章 「トレモロVSTプラグイン」の改良1
第6章 「トレモロVSTプラグイン」の改良2
第7章 「デジタル楽器」として動く「VSTプラグイン」の作成
第8章 作成した「VSTプラグイン」の公開に向けて
著者等紹介
うつぼかずら[ウツボカズラ]
1981年大阪生まれ。現在はインフラ系IT企業に勤める。2010年より趣味でVSTプラグインの開発を始め、いくつかのVSTプラグインをフリーソフトとして公開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。