内容説明
スーパーボウル出場をかけた一大決戦で、信じがたいミスを連発し、所属チームから解雇された主人公リック・ドッカリーは、イタリア・パルマの弱小チームと契約。故国アメリカとはあまりにも違うフットボールにとまどいながらも、イタリアン・スーパーボウルへの出場を目指すリックは、イタリア料理にオペラ、そして恋によって自分自身を取り戻していく…。フットボールとイタリアへの愛に溢れたグリシャム快心のヒューマンドラマ。
著者等紹介
グリシャム,ジョン[グリシャム,ジョン][Grisham,John]
1955年生まれ。ミシシッピ州立大学、ミシシッピ大学ロースクールを卒業後、弁護士として活躍。1983年から90年にかけては、ミシシッピ州議会の議員を務める。89年に『評決のとき』で作家としてデビューする
白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
19
最後は正に奇跡のタッチダウン!アメフトの試合の描写はさすがアメリカ人の作家が書いただけの事はあります。それにしても糸を引いたようにレシーバーに吸い込まれるタッチダウンパスはいつ見ても素晴らしいですね。来年のライスボウルも楽しみです!2013/12/17
tom
17
下巻もイタリア観光、食い物と寺社巡りが続き、合間にアメフト。主人公は、(題名にある通り)最終戦で劇的勝利を収める。彼女との仲もよろしいようで、おめでたい結末。残念なのは、私がアメフトのルールについてチンプンであること。何やら劇的なことが起きたらしいけれど、私にはおぼろげにしか理解できない。スポーツ小説というものは、ここが大問題。でも、とりあえず楽しんだかなあ。イタリア料理は美味そうだったです(笑)。2022/01/06
ぽめ
7
読友さんが読んでおられ、先日たまたま古本やさんの百円コーナーで上巻を見つけ購入、今日図書館で下巻も借りて読み終わりました。日本ではアメフトを題材にしたストーリーはあまり出会うことがないので新鮮でした。しかもイタリアに実際にアメフトリーグが存在するということを知るきっかけにもなりました。びっくりです。読んでいて、なぜか、懐かしい様な気分になりました。2014/03/02
ともぞう☆
5
イタリアにアメリカンフットボールのリーグがあるとは(°□°;)本を読んでイタリアリーグの試合を見たくなった! スーパーボウルのハーフタイムのロッカールームで主人公がチームメイトに話した言葉が印象的でした!2013/12/04
you123
2
ひとりのスポーツマンの挫折と、そこからの復活と再生を描いた物語。 更にイタリアの観光各地に興味があれば読んでて、なお嬉しい。 巻末にはアメフト用語が載っていて、もしかしたら、深夜BS1で放送しているNFLの虜になってしまうかも?2012/11/28